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『ボケしか存在しない世界:聖職者たちのご乱心あり:R15版』(改正版)  作者: ひととせ そら


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12.魔王+チョコレート=メロメロ

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勇者「今日こそ決着をつけてやる!!」

魔王「かかってこい!!」


ひなた「はい、そこでナレーション!!」

ナレーション『勇者と魔王が一騎討ちを繰り広げようとしたまさにその時、

聖女がチョコレートを持って現れた!!』


聖女「これこそ、神の与えたもうた真の武器なのです!

これで魔王、あなたを倒します!!」

聖女の両手には、大きな十字架のチョコレートが握られている。


ひなた「甘い攻撃…か?」

聖女「いいえ、こうするのです。さあ、食べなさい、魔王!」

聖女はチョコレートの包み紙を開けて魔王に差し出す。

ひなた「ただの餌付け?!」


魔王「ハハハハ!

なんだ? そんなもので俺が倒せるとでも思っているのか?聖女よ。」

ひなた「チョコレートの甘さが魔王の口の中を満たしていくーー!!」

とか、実況してみるひなた。


魔王「ぅ…こ、これは…?!」

思わず魔王が、素直に聖女から差し出されたチョコレートを食べてしまう。


ひなた「そう…チョコレート。

それは、この世で最も尊い極上の甘味…。

この甘さに逆らえる者は、誰一人としてこの世にいないことだろう…。」

と、静かな語りをしてみるひなた。


魔王「こ…こんな卑劣な手を使うとは…!」

魔王はチョコレートの甘さに酔いしれ、地面に膝をついてくずおれた。


勇者「はっはっはー!!魔王、チョコレートの甘さに溺れるがいい!!」


ひなた「しかし…俺もチョコレート食いたくなったな…。

聖女ちゃん、他にもチョコレートない?」

聖女「はい、たくさんありますよ♪」


聖女はポケットから小さいチョコレートを大量に取り出し、

ひなたにいくつかあげた。

ひなた「おー、サンキュー♪」


魔王「そ、そのチョコレートはなんだ?」

魔王が目をキラキラさせて、一気に近寄ってくる。


ひなた「これか?一口サイズのチョコレート。

色んなフレーバーがあって美味いんだよなぁ、これ♪ はむっ♪」

ひなたは、美味しそうに一口サイズのチョコレートを頬張る。


魔王「は…早くそれを寄こせ!」

魔王が涎を垂らし、物欲しそうな目で見つめてくる。


ひなた「あいよ。」

魔王「はぁ~…チョコレート…最高…。」

うっとりとした表情で、魔王は口の中のチョコレートを堪能している。


ひなた「ははっ、すっかりチョコレートに魅了されてやんの。」

その様子にケラケラ笑う。


◇------◆------◇------◆------◇------◆------◇------◆------◇------◆------◇

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