12.魔王+チョコレート=メロメロ
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勇者「今日こそ決着をつけてやる!!」
魔王「かかってこい!!」
ひなた「はい、そこでナレーション!!」
ナレーション『勇者と魔王が一騎討ちを繰り広げようとしたまさにその時、
聖女がチョコレートを持って現れた!!』
聖女「これこそ、神の与えたもうた真の武器なのです!
これで魔王、あなたを倒します!!」
聖女の両手には、大きな十字架のチョコレートが握られている。
ひなた「甘い攻撃…か?」
聖女「いいえ、こうするのです。さあ、食べなさい、魔王!」
聖女はチョコレートの包み紙を開けて魔王に差し出す。
ひなた「ただの餌付け?!」
魔王「ハハハハ!
なんだ? そんなもので俺が倒せるとでも思っているのか?聖女よ。」
ひなた「チョコレートの甘さが魔王の口の中を満たしていくーー!!」
とか、実況してみるひなた。
魔王「ぅ…こ、これは…?!」
思わず魔王が、素直に聖女から差し出されたチョコレートを食べてしまう。
ひなた「そう…チョコレート。
それは、この世で最も尊い極上の甘味…。
この甘さに逆らえる者は、誰一人としてこの世にいないことだろう…。」
と、静かな語りをしてみるひなた。
魔王「こ…こんな卑劣な手を使うとは…!」
魔王はチョコレートの甘さに酔いしれ、地面に膝をついてくずおれた。
勇者「はっはっはー!!魔王、チョコレートの甘さに溺れるがいい!!」
ひなた「しかし…俺もチョコレート食いたくなったな…。
聖女ちゃん、他にもチョコレートない?」
聖女「はい、たくさんありますよ♪」
聖女はポケットから小さいチョコレートを大量に取り出し、
ひなたにいくつかあげた。
ひなた「おー、サンキュー♪」
魔王「そ、そのチョコレートはなんだ?」
魔王が目をキラキラさせて、一気に近寄ってくる。
ひなた「これか?一口サイズのチョコレート。
色んなフレーバーがあって美味いんだよなぁ、これ♪ はむっ♪」
ひなたは、美味しそうに一口サイズのチョコレートを頬張る。
魔王「は…早くそれを寄こせ!」
魔王が涎を垂らし、物欲しそうな目で見つめてくる。
ひなた「あいよ。」
魔王「はぁ~…チョコレート…最高…。」
うっとりとした表情で、魔王は口の中のチョコレートを堪能している。
ひなた「ははっ、すっかりチョコレートに魅了されてやんの。」
その様子にケラケラ笑う。
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