329
「えっと……少しならわけてもいいのよ?」
なんかめっちゃ見られてるから、ミレナパウスさんも気になったんだろう。だってわざわざリファーちゃんは自身の手で両目をかっぴらいてミレナパウスさんを観察してるからね。
まあ普通の感性してたら気になるよね。
「いい、ミレ姉はそのまま続けて!」
なんとびっくりである。私はミレナパウスさんの提案にリファーちゃんなら乗ると思ってた。だってくれるって言われたら遠慮とかなくもらうのがリファーちゃんじゃん。
いやさ、図々しいとかじゃなく、遠慮とかしらないからね。だから普通に「え? やったー」とかいうと思ってた。でも今リファーちゃんはなんといった? 「いい」――だと? リファーちゃんは自分のてでそれを手にする事を望んでるって事?
「リファーちゃん。成長したんだね」
私はちょっと感動してるよ。リファーちゃんは生まれたばかりだし、そもそもが最初から人間でもなかったわけで……色々と足りないのは仕方ないと思ってた。
だからこそ、甘くなってた部分はあっただろう。みんなよくリファーちゃんに付き合ってくれてたけどさ……勇者とかミレナパウスさんだって子ども育てる……みたいな? 経験とかさ……あるのかな? なさそうだよね。
勇者は嫁さんとか実はいてもおかしくないかもしれないが、流石に子どももいる……とは思えないっていうか? てか多分どっちもいない気がする。
だって勇者はきっと世界に自分の全てを捧げてきたようなさ……そんなのがありありとわかるんだよね。めっちゃいい奴で、面倒見だっていい。まさに勇者と呼ばれるだけあるやつだ。
それはよくわかってる。でもだからこそ、そんな勇者だからこそ、自分の幸せとかさ……二の次にしそうじゃん
ミレナパウスさんはその……普通に〇〇だし……うん。流石に明文化するのは本人の許可なくは駄目かなってね。とりあえず体の状態を見る限り、ミレナパウスさんに子どもが居るなんてことはないだろう。
だから二人とも大変だったろう。アイ? アイツは……ね。ある意味で一番厳しく? リファーちゃんに接してるからね。面倒を見てる? とか言えるのかって感じ。
まあとりあえずリファーちゃんの成長? が見えたから、ミレナパウスさんもびっくりしてるかもしれない。まあ目をがっつり開けてる光景は間抜けなんだけど……
多分見ることでリファーちゃんは何かを吸収しようとしてるんだと思う。その目にとても彼女の力が集まってる。時空間の力を目に集めたら……どうなるんだろうか? そこはわかんないけど……




