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チョン……そんな風にミレナパウスさんの指先がマーブル模様の球体に触れた。その所作は上品で、リファーちゃんのガサツさとは雲泥の差だ。リファーちゃんはまさに無遠慮って感じだった。デリカシーの欠片もないとはリファーちゃんの事だろう。
てもミレナパウスさんはさすがは巫女として育てられただけはあって、上品さがある。指の伸ばし方から、立ち座りの所作……そんな日常の光景に上品さってのは出る。そんてお上品なミレナパウスさんがマーブル模様の球体に触れると、変化が起きた。
どうやらマーブル模様の球体はリファーちゃんよりもミレナパウスさんの方が好きらしい。
「なにかいるよ!」
そのリファーちゃんの言葉通りにマーブル模様の球体の模様に何か影が見えた。黒い影が動いた。その影はミレナパウスさんの指へと近づいてるようにみえる。
『通じてるのですね』
私はそう脳内に語り掛ける。たぶん今のミレナパウスさんにはここのサンクチュアリと通じ合ってるんだじゃないだろうか? たぶんそうだと思う。私も覚えあるし。私は自慢じゃないが、これまで複数のサンクチュアリを得てる。つまりはサンクチュアリと通じ合う先輩ということだ。まあ毎回サンクチュアリを得る場面は違うから、参考にできることはないだろうけど、私もサンクチュアリがG-01へと入るときになんかそういう感じ? 通じ合う感じ? がある気はする。してた。うん、多分。
それに実際サンクチュアリであるこのマーブル模様の球体が反応してるのがその証拠。そもそもがサンクチュアリの力を多大に受けてたであろうあの白い魚……それを浄化できてた時点でわかっとくべきだった。
多分その時もサンクチュアリの力事態に反応してたとかあるんじゃないだろうか?
キラキラキラ――とミレナパウスさんがその指をマーブル模様の球体から離すとそこからきらきらとしたサンクチュアリのエネルギーがついてくる。
「わあ! 私もしたい!」
いうと思った。なにせリファーちゃんは好奇心旺盛だからね。あんな神秘的な光景を見たら自分も! っていうのはわかってた。
『でも、あなたは通じ合ってないでしょう?』
「むむー」
私の言葉にリファーちゃんはその柔らかそうな頬を膨らませる。でもなんかリファーちゃんは思いついたみたいだ。ピコーン――って、頭の上にレトロな電球が見えた気がした。




