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「あれが……」
「サンク――サンク……さん……く?」
どうやらリファーちゃんはサンクチュアリの事、あんまり重要なものだっていう認識がないみたいだ。一応私が……というかG-01が作られた目的っていってもいいものだと思うんだけどね。だってG-01はエネルギーを集めていって、最終的に空獣を倒さないといけない。そのためには世界の救済装置みたいな? そのサンクチュアリが必要なのだ。だから世界を私たちがめぐってるのはサンクチュアリを集めるため。もっと言うとサンクチュアリのエネルギーをG-01に得るためだ。
そこらへんリファーちゃんわかってる?
「むむむ、やっぱり開けないや」
エネルギーが満ちた空間はかなり特殊な空間になってる。さっきの戦いでもエネルギーが満ち満ちた場所ではリファーちゃんの力が適応されなかった。それだけ時空間を操る能力ってのは繊細ってことだ。
そしてここはあの泉とは違う。元がこのサンクチュアリの力が薄くなってたのに、扉から流れ出したエネルギーでもリファーちゃんの力は影響された……となるとだ。そうなると、ここはどうか? ここは確かにちょっと水の中っぽい感じがある。でもそれは水ではなく、すべてがサンクチュアリのエネルギーである。
まるで水の中にいるかのように感じるほどに濃いエネルギーの中だと思ってもらっていい。そうなると……ね。時空間をリファーちゃんが支配することは難しい。最強に感じる時空間を操る力だけど、強大すぎるエネルギーの前だとちょっと拍子抜け? というか、なんというかだね。もちろん簡単な対策はある。それはその空間を自分の支配下に置くということだ。それが一番簡単に時空間の力を自在に操るすべだね。でもそれにはその空間を支配してる相手との絶対的な力の差が必要だ。
まあ大抵の相手ならそれをできるだけのエネルギーをリファーちゃんは内包してるといっていい。けど、今回は相手が悪い。なにせこの空間はサンクチュアリの空間だ。そこを満たしてるのは当然だけど、それはサンクチュアリのエネルギーなわけで、サンクチュアリは世界といっていい。
世界一つ分のエネルギーだ。それを上回るとなると……ね。一人の存在では厳しいよね。G-01みたいな規格外ならともかく……ともかく……
「あれ? リファーちゃんも規格外ではない?」
私はそんなことを思った。




