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【どうしましょうか? 戻るメリットって私たちにはあまりないように思いますが?】


 そんな風にミレナパウスさんが私にだけいってくる。ふむ……ちょっと考えてみよう。私たちの目的は別に泉の街の問題を解決することじゃなかった。

 サンクチュアリを手に入れることである。それの為に色々と泉の街を混乱に陥れたわけだ。いや、混乱に陥れる気はなかったけどね。

 けど結果的にミレナパウスさんとリファーちゃんのせいでとても今あの街は慌ただしいことになってるだろう。なにせそこのトップをこの通り……誘拐してきてるようなものだからね。きっと気が気じゃないだろう。安心させるって意味でも人魚の女王様は一度戻った方がいいのは賛成だ。

 そもそも敵対したいわけでもなかったからね。ここで彼女を解放してもなんの問題もない。でも……だ。でも、確かにミレナパウスさんとリファーちゃんも泉の街に戻る必要があるのか? と考えると……別にないよね。


「美味しいものは!? 食べ物くれる?」

「うむ、いっぱい馳走を用意しようぞ」

「わーい」


 そんな感じでリファーちゃんはご馳走を求めて一緒に泉の街に帰ろうとしてる。きっと沢山動いて力を使ったからね。今回は頭もきっと使っただろうし、お腹が沢山減ってるのは理解できる。でも私たちの目的を思い出してほしいよね。

 私たちはあの街を救うために行動をしてたわけじゃない。結果的にそうなっただけ。そして今……私たちの前には直接的にサンクチュアリへと続く扉がある。


【これを使えば直接サンクチュアリへと辿り着けるのではないですか?】


 ミレナパウスさんはそう思ってるみたいだ。まあなにせこの扉はサンクチュアリのエネルギーを出してるからね。サンクチュアリのエネルギーを出してるってことはサンクチュアリにつながってると見て間違い無い。 確かに物理的に通路がつながってるわけじゃない。でもエネルギーだからね。

 エネルギーといってもサンクチュアリのエネルギーは石油とか電気とか……そういうものじゃない。だからこそたどり着くのは難しいわけだけだ。なにせ地面を掘ったらあるとか、発電施設にいったらあるとかないからね。

 でもここにはその入口が……いやいうなれば出口の一つがある。それをおもえばこれは使えるんじゃない? と思うのは当然だね。

 勿論私だってそれは考えた。そして既に調べてある。だってこの扉はサンクチュアリにつながってるのは確実だしね。それにこれだけのデカい扉というか? 装置だよ? もっと色々と使える可能性は当然ある。

 そもそもが扉の形してるのに空いてるのはほんの一部だからね。それって別にこの形じゃなくてもいいじゃんってなるよ。本来の扉としての役目。それがあるんじゃない? そして本来の意味でこの扉をあければ、直接てきにサンクチュアリの場所へといける……可能性はある。

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