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 結構な時間を人魚の女王様と白い魚は泳いでた。その間、私たちはやることもないし? いや、私は色々とあるからいいわけだけど、あの場にいるミレナパウスさんとリファーちゃんは待ってるしか出来なくて暇そうだった。

 なので途中からバトルしてた。なに? と思うだろう。ミレナパウスさんなんて窓際で物静かに本でも読んでるのが似合いそうな見た目だからね。 

 静かに過ごしたそうに見えるのに、リファーちゃんの――「暇だし、やろっか!」――という提案に二つ返事でオーケーしてた。きっとミレナパウスさんも暇だったんだろう。それになにか掴んだようだし?

 あの白い魚との戦闘で新たな何かをミレナパウスさんはみつけたらしい。でもそれはミレナパウスさんだけじゃない。リファーちゃんだって自分のアイデンティティである時空間の力……それをほぼ攻略されちゃったみたいな? 感じになったわけだからね。このままではいかんぜよ! ってなって自身の力と彼女もまた向き合った。

 だからリファーちゃんも成長してる。そんな二人の戦いである。まあ勿論模擬戦だよ。こんな場所で二人が全力で戦えるわけもない。

 そんなことしたら亀さん大変な事になってしまうよ。ミレナパウスさんの魔法はともかく……リファーちゃんの時空間の力……特に空間干渉する力は世界をぶち抜くくらいは出来るからね。


 まあ勿論二人ともちゃんと加減を考えてやってる。そんな派手さはない。でも二人ともその力は使ってるみたいだけど。けど今までよりもリファーちゃんは戦い方をもっとコンパクトにしてるね。

 今までは時空間の力を自身を丸ごと移動させたり、防御無視の攻撃をしたりってのがメインだった。でも今はどうやらその力を拳にまとわせて最小限の力でミレナパウスさんの魔法を素手で消滅させるってことをやってる。

 小さなファイヤーボールくらいなら、ちょっと時空間の力を纏った拳でペチッとするだけで消滅するみたい。それにそんなコンパクトに戦ってても、リファーちゃんはいくらでも瞬時に距離を無視できるからね。普通に走ってたと思っても、次の瞬間には背後にいる――なんてことが簡単に出来る。

 一応ミレナパウスさんはリファーちゃんの姿を見失わないようにそこまで派手な魔法は使わないようにしてたみたいたけど……ミレナパウスさんの飽和攻撃にリファーちゃんは時空間で移動して、その拳でミレナパウスさんを殴りにかかる。いやいや死ぬよ? 流石にね。寸止めでもするのかとおもったら、殴られたミレナパウスさんの姿が消えた。

 どうやら残像とか分身だったみたいだ。さらにその場には罠があった。彼女を拘束する魔法だ。それによって縛られたリファーちゃんにミレナパウスさんの魔法の光が光来する。

 ただの暇つぶしに見えない? まあそうだね。


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