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なんか人魚の女王様を歯牙にもかけない白い魚。もうちょっと気にかけてもいいんじゃないの? ってさすがの私も思う。だって可哀想じゃん。人魚の女王様達、泉の街の住民たちはあの白い魚を信仰してるんだよ?
きっとずっと祈りを捧げてきたはずだ。なのにそんな存在が自分たちを無視して別の……それこそぽっとでの存在にお熱なんて……なんか虚しいじゃん。まあわかる……白い魚の気持ちだってわかる。
「もしかして、あの魚はずっと訴えてたのかも?」
それこそ「タスケテ」ってさ。そういう風にずっと泉の街の人たちに言ってた? でも、彼らは何もしてくれなかった。自分は苦しいのに……生み出して上げたのに、自分を放ったからしにして自分たちだけで街を作って仲良くしていった。
実際は泉の街の住民たちは白い魚の存在を忘れたことなんてなかっただろう。その姿が黒く禍々しくてもずっと信仰してたのは間違いない。でも……それは白い魚本人……本魚? にはわかんない。だから自分なんてどうでもいいんだって……そう思った?
でもそれなら襲ったりしてもおかしくないよね? 「裏切り者!」––と思って襲って来たっておかしくなかったと思う。でも白い魚はそれをやらなかった。そういう衝動を分離したから……だとしたら? 抑えが効かなくなった人魚たちのへの怒り……それらを危ないとおもって黒かった白い魚は分離した。それが––「アジュ-ジャー」––だったんじゃない?
推測でしか無い……でもそれだと色々と辻褄が合う。だってアジュ-ジャーが今の白い魚と関係ない……なんてことないでしょ? それに二匹は対立とかしてなかった。あれだけデカい主みたいな顔をしてるやつが二匹も同じ場所にいるんだよ? 普通の野生生物ならは縄張りを争うだろう。けどそうじゃなかった。
二匹はどう考えても知り合いだった。それを踏まえると、私の考えは的を得てる気がする。それじゃあ今の白い魚の態度って……リファーちゃんがアジュ-ジャーを倒したから、分離してた気持ちとか思いが白い魚へと戻っていってるんじゃない? だから意地悪してる。




