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「私は別にあれがほしいわけではないので、譲りますよ。今は呪いも解けてますし、あなたもきっと受け入れられると思います。
あの存在は大切な存在なんですよね? ならば箔になっていいのでは?」
「ほ、本当ですか!?」
なんかどっちが偉いのかわかんなくなる反応だね。立場的には人魚の女王様が上のはずだけど、力ではミレナパウスさんやリファーちゃんには彼女は勝てないからね。それに大恩がある。
だからこうなってもおかしくはないか……
「はい、きっとできます。私は別にいらないので……」
後半の部分はとっても小さくそう言ってたミレナパウスさん。本当に要らないんだねって感じだった。彼女も予想外だったんだろうね。ミレナパウスさん的には押し付けることができるのならそれが一番いいってことなんだろう。
「じゃあ私も――」
「気にしないでください。貴方があれと繋がるほうが一番です。私たちは部外者なのですから」
余計なことを言おうとしたリファーちゃんをミレナパウス羽交い絞めにして止めてた。女の子がなんてはしたない……とも思うが、まあそのくらいしないとリファーちゃん止まりそうもないからね。
下手に放置してたら、勝手に行動しそうだし。それで万が一だよ? 万が一リファーちゃんまであの白い魚とつながりをもってしまったら? なんかややこしくなってしまうだろう。それはダメだ。
だからリファーちゃんにはおとなしくしてもらった方がいいって判断だろう。グッジョブだ。扉の問題はどうにかなったからね。次はあの白い魚をちゃんとした守り神みたいな存在としたいのかもね。
それに確かにミレナパウスさんが言ったように、もしも人魚の女王様があの白い魚を手懐けたら、一段と格が高まるかもしれない。まあそもそも今でもかなり忠誠心高そうだったけどね。
でもあの白い魚がもとは黒い奴で、その存在の呪いを解いてあの神々しい姿に人魚の女王様がしたとしったら……もっと忠誠心マシマシになりそう。いいことだよね。
内ゲバするよりは一つにまとまってるのがいいのは間違いないし。
「じゃが一体どうやれば?」
まあ確かに。なにせ人魚の女王様もあの白い魚のいう事とかわかんないみたいだし? 人魚を生み出した存在みたいだけど、子供……というか子孫なのにつながりが一切ないみたい。不思議だね。




