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「ペットにはしません。それでこの子をどうして欲しいのですか?」
「うむ……アジュージャーとは違い、その方は守り神であり、我らの元とも言われておった」
そんな事を人魚の女王様はいった。守り神と言う割にはアイツ自身がかなり……ね。その迷惑な事をやってたような? 確かに扉からでてくるエネルギーを真っ先にどうにかしようとしてたのはこいつだった。
こいつがその身でエネルギーを受け止めてなかったら、もっと早くに水にエネルギーが溢れて、何も知らない泉の街の人たちはそのエネルギーが過剰になった水によって知らず知らずに全滅……なんて事になってたかもしれない。
最終的にこの生物は男人魚って敵を生み出したが……考えてみたら、コイツ自身とは敵対してない? いや、ついさっき戦ってたって? でもミレナパウスさんはこの通り従えてるからね。よく暴れてたのはそれこそアジュージャーの方だったし。
「それで出来うるのなら、ここにいてもらいたい。そして……見た目とかどうにかならんであろうか? なにせ代わりすぎて……これを今までの神というのは……」
なるほど……確かに人魚の女王様がいうこともわかる。だって見た目全く違うからね。でも……である。寧ろこっちの方が神っぽくない? と思う。だって前の見た目って黒い靄か墨によってその姿は隠されてて、その奥からギランと目だけ輝いてるみたいなさ……どうみても危険生物だったよ?
それに対して今はどうだ? その黒い墨はなくなり、白く神々しい姿を表してる。まあ今の見た目だって不気味に見える人もいるとは思う。
でも私的には今の方が神と言い張れると思う。けどそれは私の常識であって、人魚の女王様がいうのなら、泉の街の人たちにとっては前の姿のままの方がそう思えるのかもしれないけどね。
「どうですか? 元の姿になれますか?」
そういう風にミレナパウスさんが白くなってる魚にきく。するとなんか甲高い「キー」という音が響く。不快な音じゃなく、もっと穏やかな音ではあった。で、その意味は?




