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仮装パッケージを必要な部分にあてがっていき、私はこの巨大な扉を修復していく。寧ろどんどん最初の扉よりも状態が良くなっていってるだろう。
戻すだけじゃなく改良でもやっちゃう? はっきりいって私が手を入れるのなら、こんな姿じゃなくすことだって出来る。てか普通に無駄にデカすぎだしね。
でも流石にそれはですぎだろう。なのでやらない。あくまでも修復にとどめておくのがいいでしょう。扉を修理していくことで、もっともっと理解が進んでいく。ついでだから細かなところも直していって……数分くらいで修理は完了した。
「おおーなんと……いう……」
人魚の女王様がなんか感動してる。それは巨大なこの黒い扉が白く輝き出したから……ではない。まあそもそも白くなってしないし? でも完全に治ったからか、その内側に刻まれてる複雑な陣に満遍なくエネルギーが満ち渡ったからか、その巨大な壁の表面にもその複雑怪奇な陣の模様が浮かび上がって、ただの無骨だった巨大な扉が、どこか神秘的で異様な雰囲気を醸し出してるのは確かだ。
それに周囲に展開してるいくつもの魔法陣。それらの光景にどうやら人魚の女王様は感動してるみたい。ミレナパウスさんは私の合図で魔法陣をといていく。いや、厳密には私が演算をやめたから魔法陣が消えていってるんだけど、人魚の女王様にはミレナパウスさんがやってるようにみせてたからね。
だからミレナパウスさんが閉じるような所作を行ってる。
「修復は完了しました」
「うむ、この扉を見れば確かにそうじゃとわかる。私が知ってる扉とは違う。生き生きしておる」
そんな風に人魚の女王様は生き返った扉に対して感想をいってた。きっと人魚の女王様が生まれて見てきたであろう扉とは違うものになってる……と感じてるんだろうね。
いつ頃壊されたのかは知らないが、そのせいで不完全になってたんだからね。でも今、この扉はありし日の姿を完全に取り戻した。
その姿に感慨深くなってる。
「では次は貴方の番です。修復してあるので大丈夫だとは思いますが……」
「うむ、やろう」
そういって今度は人魚の女王様が前にでる。ミレナパウスさんと入れ替わるようにね。




