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男人魚達が一斉に……というと語弊があるかもしれない。なにせあいつらには連携とかいう概念がない。だからどれだけ追い詰められてても奴らの動きはバラバラだ。
まあけど、奴らは大体その二本の腕が武器なのはかわらない。だからその腕を使って拳を突き出すのがメインの攻撃だ。そして奴らのパンチは面を叩く。
男人魚たちは全然全くもって、連携はしてないが、同じような攻撃が同じようなタイミングというか? わずかにズレたタイミングで重なったせいか、それが一気に水を押し出す。それはまるで水中の津波? のように、見た目的にはよくわかんないんだけど、水の圧力ってやつがリファーちゃんたちに迫った。まるで壁に潰されるようなさ……多分実際、何も力がない存在なら、水圧にぺしゃんこにされたと思う。
水圧って奴を舐めちゃいけない。水の圧力ってとても大きいのだ。なにせ水中の探索を難しくしてるのはまさしくその水圧だ。深く潜れば潜るほどに水圧ってやつは重く高密度になる。そうなると並の装甲では耐える事はできない。
だからこそ、深海とかいう場所はその水圧をどうにか出来る方法がないと、大抵未踏の地となる。探索なんて出来ない不明な場所である。
かなりの科学力があって初めて、深い海の底って奴は初めて解明できるのだ。泉くらいではそこまでだけど、でも今のリファーちゃんたちにはそれこそ深海並みの水圧が迫ろうとしてる。
面を押し出す男人魚のパンチが同じ方向に向かって、迫ることで水圧が押しかけてくる。リファーちゃんと人魚の女王様を追って来たような感じだったから、それを最初に食らったのはその二人だった。
二人は押し出された水に流されてミレナパウスさんと黒かったその魚の方へと押される。このままだと、あの大きな身体も水の勢いに押されて壁にぶつかって、とてつもない水圧で潰される……はずだった。
でもそうはならない。なにせ黒かったその体が白くなったその魚は忘れてはならない。だって男人魚を生み出しのは、その白い魚なのだから。
「いきますよ。合わせて」
そういうのはミレナパウスさん。そして前に突き出した腕の先端に魔法陣が回る。そしてそれは白い魚が前に伸ばす触手の先にも現れた。そして白くなった魚は押し出された水をその触手で水の面を受け止めた。
そして次の瞬間、それをそのまま押し返して残ってた男人魚たちを一掃してみせた。




