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「んんー!!」
それはきっと「ミレ姉!!」――と言ってるんだと思われる。リファーちゃんはミレナパウスさんの増援に来たって知らせる為に大きな声を出してそれを知らせたのだ。
「ほう」
それは人魚の女王様だ。彼女は驚いたように空気? かは不明だが、息を漏らした。それは増援にきた先で見た光景が信じられなかったからだ。
(あら、リファーちゃん。もうそっちはいいんですか?)
そんな風にリファーちゃんの頭に声が届く。それはミレナパウスさんが魔法で行ってることじゃなく、私たちの間でどんなときでもやり取り出来るようにってそういうチャンネルが私たちの間にはあるのだ。
ならば最初からそれ使え? いやいや、別にリファーちゃんもミレナパウスさんも使ってなかったわけじゃない。ただ思わず声に出るってあるじゃん。戦いのさなかなら尚更だろう。
だから水中で声も発せないのに、「んんー!」言ってたわけだ。でも思考では大切なことはやり取りできた。でもリファーちゃんは思考で会話するってのは結構苦手? というか、むずむずするみたい。
そもそもリファーちゃんの元の存在は口なんてなかったはずなんだけどね。
リファーちゃんはとりあえずコクコクと動く事で「大丈夫!」って事を示す。
「うぬ……一体何があったのじゃ?」
人魚の女王様がそんなふうにいってくる。まあそれも仕方ないね。だって……だってミレナパウスさんは変な生物に乗ってる。白く美しい魚? なのかなって見た目の生物だ。
まるでヒラメやエイのような平べったい体だけど、中央に行くほどに体が膨らんでる。目玉は左右にそれぞれ2つずつあって、その側にエラがある。体の端っこのヒレは透明度が高くて、ゆらゆらと長くたゆたってる。けどそんなのよりも目を見張るのは体の下部分。
そこにはまるでクラゲのような触手? が大量あった。そんな見たこともない生物に乗っかってたら、呆然となるのも当然だ。
てか一体どこから現れたのか? 確かミレナパウスさんはあの黒い何かと戦ってたはずだ。そうつまりは……
「んん-! んんんんー!!」
キラキラとした瞳でリファーちゃんがその綺麗な魚? なのかに両手を伸ばす。でもそれを人魚の女王様が阻止した。まあ得体のしれない生物にいきなり触るのはどうかと思うよね。リファーちゃんは小さな子どもみたいに好奇心旺盛だからそんなの考えもなしに手を伸ばしたんだろう。
それを阻止する人魚の女王様はまるでお母さんみたいだね。




