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アジュ-ジャーは真っ二つに分かれたけど、パクパクと一所懸命口を動かしてる。何かを求めるようなその行動……でもリファーちゃんは決着はついたと思った。流石にここまでするつもりはなかったけど、なったものはしかたない。
それにリファーちゃんには回復とかできないし? それをやる義理もない。でもリファーちゃんは時空間を操れるわけだから、やろうと思えば時間の巻き戻しとかで元の状態に戻す……ってのができそうではある。でもそれをやったことはない。
ということはできない? ただ本能だけで使ってるだけでは巻き戻しってのは難しいのかもしれない。まあ流石にアジュ-ジャーにそれをやろうとは思えないのは当然ではある。だって脅威だしね。リファーちゃん達にはとっては敵でしかなかった。
そんなやつをわざわざ直してあげようなんて普通は思えない。
「無念な」
そんな風に人魚の女王様がつぶやいた。ちょっとした憐憫の瞳。でもそれをリファーちゃんに見せることは彼女はしない。
「すごい……の。もう一人を助太刀に行くのか?」
「うん! 放っておけないもん!」
そういってリファーちゃんを抱きかかえて人魚の女王様は黒いなにかとミレナパウスさんの方へと向かう。その途中で人魚の女王様は遠慮がちにこういった。
「その……出来るのなら、あの存在はあんな風には……」
「あれは事故だよ! 私はあんな風にするつもりはなかったし……」
事故……それを聞いて人魚の女王様は安心したのか? それとも不安になったのか? 自分で制御できないって事はもう一回思わず起きちゃうこともあるだろう。それがあの黒いなにかに訪れのは困るようだ。
実際なんでアジュ-ジャーとあの黒いなにかでここまで扱いの差があるのかは謎だ。やっぱりあの黒いなにかのことを祖先かなにか? だとおもってるってことだろうか? ならアジュ-ジャーだって、あの黒いなにかが生み出した存在だとおもうのが普通のような気がするが? でも人魚の女王様もあの泉の街の人たちもアジュ-ジャーはただの敵としか思ってないんだよね。
明確にアジュ-ジャーとあの黒いなにかが違うってわかってるってことなのだろうか? でもこっちからしてみたら、アジュ-ジャーと黒いなにかはどう考えてもなにかつながりがあるとしか思えないけどね。




