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「くっ……」
人魚の女王様がこの場所で最高速? で逃げ回ってる。男人魚たちも勿論いるが、彼等の間を塗って上手く人魚の女王様は泳いでた。男人魚達は無駄に多いからね。それに奴らは別に連携とか? 取ってるかといえばそんなことはない。これだけ数がいるんだから、連携を取ってきたらかなり厄介ではあった。
でも奴らは互いを自身の寿命を伸ばすための手段? くらいにしか認識してないからね。
今やもう勝手に破裂する……とかはなくなったわけだけど、でもそれでも男人魚達の命はとてももろい。だから、エネルギーの供給が無くなっても、奴らが協力するってことはない。
寧ろ今度は我先に! って感じた。我先に別のエネルギーを求めて、ちょっと邪魔が入ると、同じ存在同士で戦い出すっていうね。もうちょっとまともな理性? を黒い何かは男人魚たちに与えておくべきだった。
それがあったら、これだけの数がいるんだから、連携できてたらもっともっと優位に立ち回れてたはずだ。でも連携のれの字もなく、それどころか人魚の女王様は上手く彼等の攻撃を互いに当てて、喧嘩を勃発させる。それによって互いに争いってる場所がこの水中でいたるところに……まあアジュージャーはそんな男人魚になんかかまってはない。ただただバクッとしたり体当たりをしてそのまま吹き飛ばしたりしてる。でも……男人魚はエネルギーは高い。
だからその体だって頑丈だし、障害物としてはとても有能というか? でもそれでも
アジュージャーは進路上の男人魚たちを食べながらそのエネルギーを高めてる。するとさらにスピードがあがってる。同じことが人魚の女王様も出来たらその力を高める事ができるんだろうけど……あれが出来るのはアジュージャーの大きさがあるからだ。
何だって一口だからね。でも人魚の女王様は流石にそんな事できない。それに人魚の女王様と男人魚、どっちが強いかといったら、エネルギーの量でいったら男人魚の方が高いからね。
そうなると、人魚の女王様が男人魚に無闇にちょっかいを書けるのは……危険だ。それを人魚の女王様はわかってる。だから上手く奴らの隙間を縫うようにしてる泳いでるんだろう。でもそれでも……
ヌ――
――とアジュージャーがついにその横に並んだ。そしてその巨体を人魚の女王様に当ててこようとする。既に壁が近い、逃げ場がない。そこで動いたのはリファーちゃんだ。でも……アジュージャーのその額の目が、リファーちゃんの時空間の力に干渉する。




