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 ゼェゼェ……そんな風に人魚の女王様は息を吐いてる。いや、吐いてるのは息じゃないかもしれないけど……なにせここは水中だ。でも人魚である女王様は普通に喋れるし、ゼェゼェとすることもできる。そこはきっと人魚だから水中に適応してるんだろう。水中ならエラとかのほうがいいんだろうけど、でも水中でも肺呼吸をする生物はいる。まあ……人魚は違うようだけど。

 でも特殊な力をきっと人魚は持ってるんだろう。水の中でもそうじゃなくても、ちゃんと生きれるような? そんなハイブリッドな仕組みを確立してるんだろう。とりあえずなんとか危機一髪だったリファーちゃんと人魚の女王様。


「逃げ……ますよ」


 人魚の女王様はリファーちゃんの攻撃……というか拳が通らなかったから、すぐに撤退を進言した。なにせリファーちゃんの攻撃が通らなかったのだ。しかも自信満々だったのがね……とっさに人魚の女王様が行動をしてくれたからどうにかなったけど、あのままアジュ-ジャーの突進を食らってたら……どれだけのダメージを受けたのかわからない。

 なにせ明らかにその見た目は凶悪になってるからね。


「んんー!!」


 何やら反論? 反抗? をしようとしてるリファーちゃん。どうやら自分の時空間の力が防がれた? それか相殺されたのが信じられないみたい。まあそれは私もちょっと信じられない。なにせリファーちゃんの時空間の力は相当なものだ。自然に使うからね。確かに時空間の力はかなり複雑で使うのが難しいはずの力だ。

 それをリファーちゃんは息を吐くように、呼吸をするみたいに使う。でもだからこそ、その力に介入するっていうのはね……なかなかに難しそうだよ? 練度とかさ……そういうのじゃないからね。まさに自然に使ってるのだ。普通ならそういう力って1から最高を仮に10とするなら、2・3・4––と刻んで上手くなっていくものだろう。

 でもリファーちゃんは最初から、生まれたときからすでに10みたいなさ……そこまでじゃなくても多分9は元から持ち合わせてるんだよ。そんなリファーちゃんの力をどうにかするなんて……それを信じられないのはわかる。

 それは慢心とかじゃなく、もっと別の……言うなれば確認? が必要みたいな? まあでもリファーちゃんは確認したいとしても、人魚の女王様はそんな余裕はないって判断したんだろう。そもそも水中での足は人魚の女王様なんだ。リファーちゃんに拒む事はできない。

 だから人魚の女王様はとりあえず逃げる……というか? ミレナパウスさんの方へと行こうとする。でも……どうやらは想像以上にアジュ-ジャーの速度は上がってるようだった。なにせ人魚の女王様でもアジュ-ジャーから逃れることはできなかったんだ。


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