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「んんー!」

「さらに早くなりおったか!」


 リファーちゃんも人魚の女王様も驚いてる。なんか鱗がギザギザになったし、ある意味でそれって水の抵抗が増えてるようにさ……そんな気がするが、どうやらアジュージャーにはそんなこと問題ないようだ。さっきよりもさらに早く動けるようになってる。防御力だって飛躍的にきっとあがってる。

 まあそれはリファーちゃんには関係ないけど……でもじゃああの目は? あの第三の目は? 一体何の為に開眼したのか?  だってただの目なら、2つあれば充分だろう。これが超速で動いてて、リファーちゃんの動きをおいきれない……ってならその第三の目が開眼したらその動きを捉えられるようになったのかな? と考えられる。

 でもリファーちゃん事態は水中ではそこまで早く動く事は出来なかった。いや、時空間渡れば……それを出来たら速い……とはちょっと違うけど、距離と時間を無視した動きが出来た。

 でも今はまだそれは出来ないみたいだしね。ならあの第三の目は『見る』為……じゃないと思う。いやいや、『目』なのに見るためじゃないとはこれいかに? と思うかもしれない。でもそういう目ってあるじゃん。G-01の資料にも世界には特殊な『目』の存在は確認されてる。

 それは目というか、特殊な発生装置というか? そんなのって扱いみたいだけどね。一例をあげるとするならば魔眼的なものである。あくまでも目という形をしてるのは力の『起点』を作るためなのだ。その世界にあった見るという行為が、一番「起点」を作るのに適してるから、「目」という形を取ってるみたいな? 

 どうやら技術的にそういう認識みたい。まあアジュージャーのあの第三の目も魔眼かと言われるとまだわかんない。そもそもあれが目なのかはまだ謎だしね。確かに見た目は目だ。でも……その大きく開いた第三の目は何層かの輪っかが連なってるようにみえる。そしてその真ん中位の一部が光ってる。ビッカビカに光ってるってわけじゃなく、ぼんやりとだけどね。


 とりあえずエネルギーを大量にえて、その姿にも変化が起きたアジュージャーはリファーちゃんと人魚の女王様の周囲を激しく泳いてる。でもまだ接触はしてない。周囲を泳ぐことで、二人の動きを牽制してるって感じだ。


「何かを狙ってる?」


 その時、周囲を泳いでたアジュージャーが一気にリファーちゃんたちに向かって泳いだ。でもリファーちゃんもそれを察してか、どうやらカウンターを繰り出す為に待ってたようだ。向かってくるアジュージャーに対して、その拳を突き出す。いくら鱗が進化して固くなってようが、リファーちゃんの時空間の力の前には無意味……そうリファーちゃんも私も思ってた。


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