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 大きく……アジュージャーがさらに大きくなって、さらにその体に変化が起きてた。アジュージャーは飛び出た目に赤い鱗を持った魚だったわけだけど、その鱗がさらに成長して、

なんかギザギザになった。それに額のところに第三の目が現れる。

 でも目って大抵の生物にとっては弱点というか? そんなに防御力を高められる部分じゃない。なにせ体表面のように目は鱗で覆えないんだからね。鱗は確かに強固になってるのが見て取れる。

 けど、でっかい弱点が額に出来たら……ね。プラマイでいうとゼロのような気が……まあきっとそこまでアジュージャーは考えてない。


「周囲の奴らを食って自身の力に変えておる」


 人魚の女王様が現状を説明してくれる。実際、男人魚達はエネルギーの塊だ。黒い何かがため込めきれなくなったエネルギー……それを体外への排出のために生み出した存在が男人魚だからね。

 だから奴らには豊富なエネルギーがある。それを喰らえば……確かに自身のエネルギーを高める事ができるだろう。


「でもそんな単純なものでもないけど……」


 確かに単純に考えたら、豊富なエネルギーを持つ奴を食べる事でそのエネルギーを得られるって思うだろう。まあそれはアジュージャーを見るに間違ってない。ちゃんとアジュージャーはエネルギーをその身に取り込んでる。でもそれは急激な変化だからね。

 当然だけど、そんなに体によくない。それに自身とは違うエネルギーだからね。拒絶反応とかさ、出てもおかしくない。確かにこの世界のサンクチュアリのエネルギーだから、慣れれば合うことは出来るだろう。

 でもアジュージャーは一気にそれを取り込んでるからね。そもそも男人魚一体一体にかなりのエネルギーがあるわけで……それを一気に数体は食ってるからね。アジュージャーのエネルギーは一気に跳ね上がってる。

 そしてそれだけ違和感? みたいなのも大きく鳴ってると思う。でもそれをあいつは無理やり抑え込んで、その身の力にした。


「それならいいじゃん?」


 いや、それでもリファーちゃんに届くかと言ったら……ね。つまりはこれから何回もアジュージャーは周囲の男人魚を取り込むだろう。はじめはなんとか耐えられることができたとしても、何回もエネルギーを求めて食っていくと、そのうち……そのうち耐えられなくなる。

 その前にリファーちゃんに勝利できる? いやいや、それはない。だってこっちだってサポートは出来るし……水のエネルギー濃度は徐々にだけど下がってる。それに……リファーちゃんだって学んでると思うんだよね。


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