260
リファーちゃんはあの扉から出てるエネルギーを転送するためにその場にとどまってる。それはきっとエネルギーが出続けるか、邪魔されるかまで動けないってことだ。
彼女たちの周囲には敵だらけ。男人魚が大量にいるし、黒い何かだってきっと戻ってくる。リファーちゃんならあの黒い何かを地上に送ることできたと思う。
てかあの黒い何かを無力化するのなら、それが一番だと思う。だってあの黒いなにか……あれはドローンのセンサーでも全体は把握できなかった。けど大体はわかってた。あれは魚なのは確実だ。それにアジュ-ジャーよりも大きい。
でっかい魚なんて地上に出たらただビチビチするしかできないだろう。だからリファーちゃんなら地上に転送するだけで完勝できるはずだ。
でもしてない。さすがにそんなデカいのが転送してたら地上のドローンがとらえるはずだからね。でもそんなのは発見してない。となると、きっとまだ水の中にいるんだろう。
なぜにリファーちゃんが黒い何かを殺す選択をしなかったのか? それはきっとリファーちゃんが優しいから……ではない。リファーちゃんは純粋だ。敵と認識してたらきっと子供の用に残酷になれる。
まあ実際リファーちゃんはまだ一歳に満たない子供だしね。だから純粋な心でそれを実行してしまう。それがリファーちゃんだ。
でもしてないってことは、きっとあの黒い何かをリファーちゃん『敵』とも認識してないんじゃないかな? それに一応あの泉の街ではあの黒い何かは脅威……とかではなかったのを察したのかもしれない。
まああの黒い何かは今はいい。とりあえずリファーちゃんをこのエネルギーの転送から解放しないと危ないってことだ。まあミレナパウスさんが守ってるから、大丈夫とは思う。でもこのエネルギーはどうにかしないとこの亀の甲羅の世界が危ないからね。
このままリファーちゃんに転送させ続けるわけにいかない。それもこっちが引き受けないとね。
なので逆にこのエネルギーが出てる出口、それにいくつかのドローンが入っていく。本当はそんな事しても……である。だってこの穴を作ってるリファーちゃんは入られることは想定してないだろうからね。
リファーちゃんとつながってるだろうけど、それを運用できるのは当然だけどリファーちゃんだけだ。けどそれを強制的に私が書き換える。それによってリファーちゃんがやってる役目をこっちが強引に奪うのだ。




