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リファーちゃんは黒いなにかの次は直接的にこの大量に溢れでてるエネルギー、それを別の場所に送ることにしたらしい。でもこれだけのエネルギーである。下手な所に送ると、その環境を破壊しかねない。
この泉の中でなら、このエネルギーが溶けてその濃度が上がり過ぎて今ここに適応してる生物達が生きられなくなる。必須のエネルギーだとしても、濃すぎるとその環境を破壊してしまう。
そしてそれは単純にこのエネルギーを更に外に転送したとしても同じだろう。なにせ……だ。思い出して欲しい。ミレナパウスさんやリファーちゃんはこの世界に入るのだってそこそこ苦労した。
ここは世界の中に別の世界があるような場所である。なにせここは亀の甲羅の部分に形作られた世界。そこは本来の世界環境から隔離させる為に隔絶されてた。ようは……だ。ようは、もしもこの泉の上の方、地上にこのエネルギーを出してるとしたら、その内このエネルギーはこの亀の甲羅の世界の地上部分を全て汚染しかねないよねってことだよ。
まあかなりの広さがあったからそうそう簡単に汚染されるって事はないだろうし、一時しのぎにはなるとは思う。だから地上に出してるのが安牌ではあるよね。リファーちゃんは時空間の力を息をするようにつかえるわけだけど、でもそれでもこの場所、この亀の甲羅の世界に入る時は時空間の移動は出来なかった。
それはきっと世界の制約的な? 何かがあったんだと思う。世界と世界を隔絶するための処置がリファーちゃんの空間移動を阻害してるとかね。
(ジーゼ様! 後はお願い!)
そんな風にリファーちゃんの思考が飛んでくる。どうやら後は私に丸投げするらしい。やっぱりだけど、リファーちゃんはこのエネルギーを地上に送ってた。いや、どうやら本当ならば私たちのいる船。本船へと繋げたかったみたいだね。いつものリファーちゃんならそれも出来ただろう。
でもどうやらまだリファーちゃんは隔絶された世界の超え方はわかってないみたいだ。まあ実際いきなりエネルギーを送られても……ね。いやソードレイとなったユグドラシルドライブに直接接続してくれたら楽ではある。
ソードレイとなったユグドラシルドライブが別のエネルギーに乗っ取られるなんて事はありえないし? ユグドラシルドライブなら、この大量のエネルギーだって確実に処理できる。てか私の力に直接出来るってのはとてもいい。
「それが……いいか」
私はポツリとそう呟いた。なにせせっかく溢れてるエネルギーだしね。




