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黒い何かが消えた。十中八九、それはリファーちゃんの時空間の力によって転移させられたんだろう。いったいどこに? って感じだけど、きっとこの水の中のどこかだと思う。近くにはいない……となるとここじゃなく、泉の町のほう? けど今は消えた黒い何かよりも、この場所の危機をどうにかしないといけないだろう。
だって……
ビービー!
――けたたましく鳴るのは警告を表すブザー音だ。私……というかここ、G-01には危機はない。なにせ私はそこにいないからね。だからこんな風にけたたましくなる必要はない。
まあ一応、仲間がいる場所になにか危機があれば知らせるようにってしてるからね。でもこんなうるさいとは……けどそれだけの危機が迫ってるってことだよね。なにせ計器振り切れてるし。
『リファー、エネルギー濃度が急激にあがってます。このままではそこにいるだけでエネルギーに当てられますよ』
私はそんな忠告をリファーちゃんとミレナパウスさんの頭にする。やろうとおもえば人魚の女王様にも出来る。けど……知らないやつの声がいきなり頭に響くのもどうかと思ってそれはやめておいた。実際人魚の女王様の役割りって足でしかないし?
けどこのままではまずい。めっちゃまずい。リファーちゃんが黒い何かを移動したことで、あいつが吸い込んでた扉から溢れ出てるエネルギー。それがここにだだ流れてる。一気に水に溶けてる事で、その濃度はぐんぐんあがってるわけで……
「うぐ……これは……」
そんな風に人魚の女王様が苦しそうにする。このエネルギーはこの亀の甲羅の世界の住人は必須なエネルギーだ。けど、それも適切な割合でなら……である。今はそのバランスが崩壊してるといっていい。どんどんと眩しくなってるし……たぶんこれ、エネルギー濃度が異常に上がることで、水事態が発光しだしてる。それはまさにここの水の許容量の限界を超えてるってことだ。そうなるとつながってる泉の街の方にも行くだろう。
そうなるともうこの泉にはすめなくなる。
「んんー!」
リファーちゃんはエネルギーがでてる穴にその手を突っ込む。強大なエネルギーの本流によって乱れまくってるであろうその場所。でも、リファーちゃんは苦しそうにしながらも、穴のエネルギーを送る空間の裂け目を作り出した。




