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リファーちゃんを背中に乗せて、人魚の女王様は泳ぐ。上手く普通の男人魚をかわして、迫るのは黒いなにか。男人魚たちが融合して、大きく気持ち悪くなってるやつらが生まれてる。でも……それは原因じゃない。原因は決まってる。扉の穴、その穴からでてるエネルギーを飲み込んでる黒いなにかによって生まれてる卵。

 それが全ての元凶なわけだ。ならば、今更大きく不気味に進化してる男人魚よりも、その原因を取り除く方が大切だとリファーちゃんと人魚の女王様は判断した。それに男人魚たちが融合することによって、動きやすくなったというのもある。

 きっと人魚の女王様にはそのルートが見えたんだろう。黒いなにかにたどり着くまでのルート。勿論それを座して見てる男人魚たちじゃない。大きくなって沢山の腕が生えた男人魚も攻撃を仕掛けてくる。けど、リファーちゃんの手。その不思議な感じになってる腕を振り抜くと、迫ってきてる攻撃、男人魚たちが腕を振るって与えてくる衝撃……それをリファーちゃんが振るった腕が分断する。空間を一瞬で分断して、男人魚たちが起こす事象事態を届かないようにしてるのだ。

 確かに男人魚達はそのエネルギーが溢れてるせいでリファーちゃんやミレナパウスさんの攻撃が通りづらくなってる。でもそれ以外では関係ない。いや、少しずつこの場所の水にもその力……エネルギーが浸透してる。浸透率というか? エネルギーの濃度があがってるのが計器ででてるのだ。

 穴からでてるエネルギーは黒いなにかが飲み込んでるが、それから生まれる男人魚達はそのエネルギーを垂れ流してるわけだからね。そうなると……そのエネルギーは水に溶けていってるといっていい。だからその内、この場所に溶けれる許容量も超えるだろう。


 そうなったら、この水にさえ干渉できなくなってしまうかもしれない。いや、そうなったら生物的にこの水の中で生きる……ということすらむずかしくなるかも? そして水はここだけじゃなく、泉の街の方にもつながってる訳で……もしかしたらもっと地下でもっといろいろな場所につながってる可能性もある。

 そうなるとそうそう許容量を超えるって事はないだろうけどね。なにせ広ければそれだけ水の量があるわけだからね。それにもしかしたらどこかが流れてるかもしれない。そうなると入れ替わりがあるから更に許容量を超えるなんてことはない。

 まあけど……調べてる限り、水の流れは見られないんだけど……そんな事を思ってると、リファーちゃんと人魚の女王様は黒いなにかに接近してた。


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