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私が思ったことはリファーちゃんもミレナパウスさんも思ってたらしい。
(ミーお姉ちゃん! もうあいつ狙おう!)
(でも、それだとこの大量に流れてるエネルギーが……)
(それは私が空間を繋いで外にでも流すよ)
(なるほど、それなら……けどそれも時間稼ぎにしかなりませんね)
(でも今はこれしかなくない!?)
(わかりました)
そういう会話を二人はしてた。水中だから声を発する事はできない。なので二人して思考を直接やり取りすることによってその会話を成立させてる。いくら魔法を叩きつけても、男人魚達には痛痒を与えられずに怪我なんて速攻で治ってる。半分にしたとしてもなんか下半身と上半身から互いに生えてきて二人になる。
そんな奴らが男人魚である。これで遠距離攻撃とか持ってたらもっと厄介だっただろう。なにせミレナパウスさんもリファーちゃんも遠距離から一方的に男人魚をボコボコに出来るからだ。男人魚達はその人魚の下半身を使って素早く水の中を泳いでる。そして迷うことなく突進してくる。
リファーちゃんはその攻撃を実は人魚の女王様と共に避けてる。いや、もっと正確にいうとリファーちゃんは人魚の女王様の背にしがみついて機動力は人魚の女王様に頼ってるといっていい。
それしか人魚の女王様は役目がないから、その役目を彼女は買ってでたのだ。やっぱり水中では人形のミレナパウスさんもリファーちゃんも泳ぎで人魚に敵うわけもない。だからそこは同じ人魚の女王様が移動を買ってでてる。
まあそれもかなり追い詰められてるけど……じゃあミレナパウスさんはどうしてるのか? と思うだろう。だって人魚の女王様はリファーちゃんを背に背負ってる。確かに全長とかいうなれば、人魚の女王様はそこそこ大きい。大きいというか? 長い? っていった方が正しいだろうけどさ。尾ひれ部分が長いから全長で言えば2メートルくらいあるかもしれない。
けどそれでも女王様の体格は細いわけで、流石に2人分を背負うことは出来ない。なので女王様がせおってるのミレナパウスさんよりも小柄なリファーちゃんだけ。ではミレナパウスさんは? その答えは簡単。動かない……である。
そうミレナパウスさんは動いても男人魚には及ばないのであれば、動かないことを選んだ。どういうことかというと、自身の周囲に魔法の結界を展開して侵入を許さないようにしたんだ。それによって肉弾戦を主体にしてる男人魚達はミレナパウスさんに触れることもできない。まあ奴らのパンチは水を面で捉えてるから、いつの間にかミレナパウスさんはかなりこの場所の端っこに追いやられてる。でも焦りはない。けど困ってはいた。




