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まあなんとなくそうかも知れない……という可能性は考えてた。だってあの男人魚達は扉から出てるエネルギー。それをあの黒い何かが飲み込んでそれが限界そうだから、ポコポコと卵を生んでるわけだ。
つまりはこの男人魚達は超純度の高いエネルギーで完全に構成された存在……ということじゃないか? 視界のセンサーを変えれば、その体から溢れるエネルギーが見える。そう、そのエネルギーはその体内にもとどまることを知らずに周囲に漏れ出てるのだ。
その体から出るエネルギーはなかなかに厄介なものになってる。その豊満なエネルギーで傷は負った側から治るし、魔法とかもその男人魚の周囲に立ち上るエネルギーがミレナパウスさんの魔法を減衰させてる。彼女は光の魔法を使ってる。周囲に幾つもの光弾を展開させてそれを撃ちまくってる。水の中だけど、光は影響受けないのか、素早く進んでる。人魚に人の身では水中ではその機動性で勝てない。
でも、それを量でミレナパウスさんはゴリ押ししてる。けどその光弾もあの男人魚達の周囲のエネルギーに触れると減衰してる。発射してる時には野球のボールくらいはあるんだけど、男人魚の周囲のエネルギーに触れるとピンポン玉くらいになってる。
まあそれでも肉をえぐるくらいの威力はある。けどそのくらいではどうやら男人魚たちには通用してる……とは言えないようだ。だって別に動きが止まらないからね。そもそも奴らには痛覚ないみたいな? そんな気がする。
魔法ではなかなか効果を見いだせない。いやもっと威力の高い魔法を使えばいいんだけど、次々と男人魚達は生まれてその数を増やしてる。そうなると……ね。ミレナパウスさんとリファーちゃんは二人しかないのだ。後は人魚の女王様もいるが……彼女はこの戦いでは戦力ではない。
寧ろ守られる側だ。そうなると……増え続ける男人魚に対応するためにも、手数の多さが必要になってくる。一気にリファーちゃんの空間魔法で排除するってことも考えてはいるようだけど、魔法を妨害するその濃いエネルギーはリファーちゃんの天性の資質である時空間の力も弱めてるようだ。
直接的な空間の断絶? 的なものができないみたい。実際空間を把握するのってそれなりの処理能力が必要だからね。リファーちゃんはそれを無意識にやってるが、男人魚から溢れるエネルギーがその数によってこの水の中に広くあるわけで、それがリファーちゃんの空間を無意識下で把握することを出来なくしてるみたいな? それが出来たらいくら復活しようとも、空間ごと断絶されたら、回復にはそれなりの時間がかかると思われるんだけどね。でもどうやらそれも出来ない。
さて、この状況をどうひっくり返すのか……もう大本を狙った方が早いような? そんな気がする。




