表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1708/1734

250

「すま……ぬ?」

「んんー!」


 ぐっとサムズアップするリファーちゃん。水中だからんんー! しか言えないけど、ジェスチャーでどうにかこうにかやり取りはできるようだ。それにミレナパウスさんとは思念で意思をやり取りはできるだろう。だから意思疎通しづらいのは女王様とだけ。でもこの水の中では一番動けるのは女王様ってのも事実。

 実際男人魚の攻撃はミレナパウスさんやリファーちゃんには通用してない。でも、どうあってもジタバタと泳いでる普通の人型の二人と人魚たちでは水中の適性が違いすぎるってのがある。


 それにミレナパウスさんもリファーちゃんも泳ぎが得意か? といわれるとね……そうじゃないし? まあそこは……ね。いくら得意だったとしても、ヒレとかある人魚に勝てるわけはないけど……中途半端に泳ぎが得意だったら、それで対抗しようとしたかもしれないから、ある意味で諦めつくくらいの差があったのはよかった……といえるかもしれない。

 

「くっ、次から次へと……なぜに奴らはわれらを狙う?」


 そんなことを人魚の女王様がいう。たしかにそれはある。なぜにあの卵から生まれた男人魚たちは彼女たちを襲うのだろうか? でもそれには理由なんてないんじゃないか? って思ってる。だって……ね。あの金色の輝く卵から生まれた男人魚たちはなにか感情があるようには見えない。

 一応人型だよ? でも……ね。実はあの男人魚たちには顔がないのだ。いや頭はあるよ? でも顔……といえるパーツがない? っていうのかな? つまりは人の頭部はある。

 でもその頭部は彼らが生まれたような卵みたいなさ……つまりはつるつるなのだ。そこに目と鼻と口はない。めっちゃ不気味。まああの黒いなにかもただエネルギーを外に排出するためだけのためにあの卵を急増したのかしれない。

 だからあの男人魚たちはただの男型の人魚であって、個人ではない……みたいな? あれに意思はなさそうなんだよね。そもそも口もないから食料だって食べられないだろうし? それなら生まれたばかりだから腹が減ってるから襲ってきてる……というのも考えられない。

 じゃあなぜ? となれば、うん、ただそこにいたから……が正解なんじゃないかなって思える。いやなにで周囲をあれが見てるのかはわかんないけど。


「あれに目的がないのだとしたら、このペースで増えていけば、そのうち街のほうへも……それはいかん、いかんぞ!」


 人魚の女王様はそんな最悪の想像をしたようだ。実際、このまま増えていけばそれもあり得る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ