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扉の中心に穴が開いた。それを防ぎたかったのか、ミレナパウスさんたちのいる場所には激しい音が響いてる。でも既に開いちゃったわけで、そろそろ外のやつも諦めた方がいいと思う。そんなことを思ってると、ドローンが大きなエネルギーを検出した。いきなり計器が吹っ切れるようなさ……そんなエネルギーだ。そしてそれは当然だけど、開いた扉から放たれる。この穴から何処かにいくのか? とかおもってたらそうじゃないらしい。
虹色のエネルギーがその穴から噴水のように吹き出してきてる。
「おお……なんという大いなる力。これなら泉も再び活性できよう」
「どういことですか?」
「いやなに、最近泉の活気がないということじゃ。こちらの問題じゃよ」
そんな風に人魚の女王様はいう。どうやら何やら問題がこの泉には起きてたようだ。そこまで深刻な風でもないが、頭を悩ませる程度には問題だったみたいな? そんな感じである。でもこのエネルギーが泉に満ちたら、それも解決できようってことらしい。確かにこれだけのエネルギーが浸透したらきっと皆がハイになってウハウハだろう。
それは勿論泉の街の住人だけじゃなく、この泉に住まう者全てに影響があるだろう。だってエネルギーだからね。この世界……亀の背中の世界であるこの場所。そしてこのエネルギーって亀のエネルギーそのものだと思う。さらにいうと、この亀の背の世界は亀のエネルギーで構成されてる筈だ。
つまりは親和性がめっちゃいいエネルギーのハズ。となれば、それに浴びたりしたら、普通なら元気になったり、不調が回復したり、病気だって治る可能性はある。それにこの世界事態が潤うだろう。
いい事ずくめ……そうだね。でも本当にそれだけですむだろうか? 穴から出るエネルギーが勢いを増してる。そしてそれだけ多くでてるわけだからすぐにこの狭い空間を満たす。するとその時だ。ドッカーン! と壁面を砕いて外から黒い墨のような? それが入ってきた。やっぱり外にいたのはアジュージャーよりも上の謎の奴みたいだ。この黒い墨みたいなのがその証拠だろう。
奴は周囲の壁を食い破って、一直線にエネルギーが出てる穴に食らいつく。




