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096⚫️承認 & 097⚫️機動するゴーレム
096⚫️承認
ー亜空間回廊が開かれようとしています。
ームサシ、それはカナタか。
ーその通りです。
ーならば問題はない。そのまま観察を続けてくれ。
ー承知いたしました、マイロード。
097⚫️機動するゴーレム
レグナスが踏み潰されようとしたその瞬間、
空中から身を乗り出すように、白い巨大な人影が現れた。
目は黄色に輝き、
額からは2本のツノ。
青と赤の紋様が体表を走る。
巨人は暴海竜の胴体に体当たりした。
よろめく暴海竜。その隙に兵たちがレグナスを救い出す。
暴海竜は巨人を睨み、咆哮した。
熱波──いや、指向性熱線と呼ぶべき熱量が巨人を襲う。
だが、胸に受けたその熱線をものともせず、
巨人は間合いに踏み込む。
右腕の一撃が暴海竜の顔面を狙う。
暴海竜の腕の一本が盾のように頭部を庇う。
他の腕が巨人の顎を打ち上げ、
鳩尾に強打を叩き込み、
横腹へ曲線を描く打撃を放つ。
ゴォオン!!
巨人が数歩下がる。だが倒れない。
体勢を立て直し、相対する。
レグナスはその光景に驚きながらも、陣の立て直しを命じた。
暴海竜 対 巨人。
いや──暴海竜 対 巨人と人類。
一進一退の攻防が始まる。




