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098⚫️牙と装甲
暴海竜の尾が円弧を描き、巨人の側面を薙ぐ。
巨人は跳躍して直撃を避けた。
尾の反動を吸収し、暴海竜は即座に再攻撃に移る。
だが反撃を許さず、巨人のツノ横の発射口から、
規則的な音とともに鉄礫が放たれる。
ダダダダン!炸裂!
ギガ・バリスタを遥かに凌駕する威力に暴海竜がのけぞる。
巨人が右手を背に伸ばす。
引き抜いたのは、青白く輝く剣。
退避する暴海竜。
振り下ろされた剣を受け止めた腕の一本が、一刀両断された。
噴出する緑の体液。
暴海竜は咆哮し、巨人に噛みつく動作に移る。
だが、同時に巨人の剣が暴海竜の頭部へ打ち下ろされる。
暴海竜は身をくぐらせ回避すると、巨人の足の付け根を噛み砕こうとする。
鋭利な牙と固い装甲がぶつかる。
グワキィイイン!
その音とともに、両者は空間の裂け目へと姿を消した。




