033⚫️入学試験の論述提出 その2 by ミサヨ
あれ?また論述文を提出するの?
文面によると・・・
『協調性と個性は集団内でどちらが優先されるかについて、具体的な例を示しながら、あなたの考えを1200文字程度で述べなさい。』
ふ〜ん。じゃあ、やってみよう!
協調性と個性は相反するものではない。むしろ両者が補い合うことで、社会は強靭になる。従って、どちらか一方を優先するのではなく、両方が必要だと私は考える。
サバンナには、群れを成すライオンだけでなく、あえて一頭で荒野を往く雄ライオンがいる。かつて彼らは’敗者’とみなされた。だが、近年の研究はそれを覆した。単独者は社会不適合ではなく、誇り・気質・衝突回避といった’個性’によって群れから距離を置く存在 なのだ。
そしてこの孤高の生き方こそ、自然が用意した生存戦略である。群れは感染症や飢饉で一斉に倒れる危険があるが、境界線の外側にいる単独者だけはその災禍を免れる。それは’異端’でありながら、種の絶滅を防ぐ最後のセーフティーネット として機能している。
この構造は、人間社会にも通じる。集団に馴染めず’はぐれ者’と呼ばれる人々は、しばしば社会不適合と切り捨てられる。しかし、全員が同じ方向を向く社会は、価値観の崩壊や未知の危機に弱い。独自の視点を持ち続ける個性こそが、硬直化した社会の呼吸口であり、多様性という名の安全弁なのだ。
歴史にも、この’異端の生存戦略’を体現した人物がいる。
1941年12月、真数珠湾攻撃の直後、アリメカ議会でただ一人、対目宣戦布告に反対票を投じた女性議員ジャネット・ラソキンである。388対1という圧倒的な孤独。怒号が渦巻く議場で、彼女は毅然として言った。
「私は戦争を拒否します。女性として戦場に行けない以上、他の誰かを送り出すことも拒否します。」
第一次世界大戦でも反戦を貫き、激しい非難を浴び、議席を失ってもなお信念を曲げなかった。全会一致という’完璧な正義’の群れに調和せず、孤高の境界線に立ち続けた彼女の姿は、まさに荒野を行くライオンの背中と重なる。
一時の熱狂に流される集団は脆い。同じ牙を剥き、同じ方向へ暴走するとき、その狂気を止めるブレーキは、群れの’多数’からではなく少数の’個’から生まれる。
孤高のライオンが種を救うように、集団に染まらぬヒトもまた、人類のセーフティネットである。同調圧力が渦巻く社会にいるのであれば、孤独な瞳の価値を尊重すべきなのではないか。
・・・でも、何でもかんでも’反対!’っていうのとは違うよね。
アキラさんだって、ココアさんの言うことは素直に聞くもの。
あれ?うわっ、今度は文字数が足りな〜い!




