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第11話 良き教育とは

拙作ですが、楽しんでください、誤字脱字矛盾があったらすみません

 

 そして、緊張した面持ちで司教は口を開く


「最も適合したコースで言うと、私は確実に国際コースだと思います。」


 (神学でも学ばせるのかしら?)


「なぜですか?

 

 国際情勢は更に緊迫を増し、


 一部の国では革命前夜と思える様子じゃないですか?」


(強く言い過ぎたわ、けどこれだけは聞かないと)


 司教は落ち着いた声でこう言う。


「さっき本人に将来の夢を聞くと、このように答えました。


 『国際舞台で活躍したいと』


 長年の勘で彼の夢は止められないと感じました。


 なのでどうせなら、活動する時に困らないように、


 教育するほうがいいと思いましてね。」


(確かにそれは一理あるわね。)


 夫が司教に質問した


「それでは、彼の技術の才能を平凡にしてしまうのでは?」


「大丈夫だ。国際コースは他のコースと違い、


 ほとんどの授業を自分で選択できるからな。


 しかし、一つ難点があるな。


 それはほとんどのコース生は貴族で、それも上級貴族で


 ほとんど入学にはコネに頼るしかないコースで、


 今から根回ししても、間に合わないかもしれないということだ。」


(それならあれがある、けれども返事してくれるかな?わからないけど言っておこう)


「それなら、一ついいコネがあるので試してみます。」


「それは期待できますね、あと無理でしょうが一応私もしておきます。」


「それなら、俺もやるぜ、コネ自体ないけど」


 そうして三人会談は終了したのであった。


 私は、終わった後すぐに部屋に戻り、手紙をかいた




拝啓 父様、母様


お久しぶりです。お二人ともお元気でしょうか。


今日は、お願いしたいことがあって手紙を書きました。


実は、息子のニコラスが小学校への入学試験を受けることになりました。


そこで、夫と、夫の旧友であるアウグスト司教と三人で、


ニコラスがどのコースに進むべきかを相談したのですが、


三人とも意見が分かれてしまいました。



夫は技術系の発展コースを。


私は精密魔法系のコースを。


そして夫の旧友であるアウグスト司教は、国際コースを勧めています。



私も最初は国際コースに入れることには反対でした。


ですが、ニコラス本人に将来何をしたいのか尋ねたところ、


「国際社会で活躍して、お金持ちになりたい」


と答えました。


あの子がどこまで本気なのかは、まだ私にも分かりません。


ただ、アウグストは、あの子が将来その道を目指すのなら、今からそのための教育を受けさ


せるべきだと言っています。



私も、今ではその意見を無視できなくなりました。


ですが、国際コースは上級貴族の子弟が多く、


入学には相応の推薦や紹介が必要だと聞いています。


そこで、どうか二人にお願いがあります。


もし可能であれば、ニコラスが国際コースの入学試験を受けるための紹介を


お願いできないでしょうか。


もちろん、無理なお願いだということは分かっています。

もし難しいようでしたら、どうか気にしないでください。


ただ、私の息子がどこまで行けるのか、一度だけでも挑戦させてあげたいと思っています。


お二人の返事を待っています。


どうかお体に気をつけて。


敬具


エレオノーラ


 

そして私は、できるだけ早く返事が欲しかったので、速達で手紙を送った。



 

 最後の会談から四日後、俺たちは再び集まっていた。


(この前の感じだと、妻が6割、司教が2割で成功っていうところか、


 当然、俺には頼るところ自体なかったけど。


 けれども、妻もアウグストも緊張しているな。


 無理かもしれないな、ここは、発展コースを推さないと、)


そして、サンドロが沈黙を破り、三人会談が再び始まる。


「前回の答え合わせですね、ちなみに俺は無理でした。


 アウグスト、そっちはどうだった?」




ぜひ、評価、コメント、誤字脱字、矛盾などがあればぜひお願いします。


毎日19時40分に更新予定です。


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