第10話 教師?入試アドバイザー?
前話において、牧師としていたのを諸事情で司祭としました。
拙作ですが、楽しんでください、誤字脱字矛盾があったらすみません
サンドロ曰く、今日訪ねてくる人がいるらしい、
そして、今、その訪問者を待っているのである。
コンコン、
リビングルームの扉が叩かれる。
開かれるとそこには、服装が整ったおっさんがいた。
(誰かわからないけど、学校の先生かな、挨拶しとこ)
「こんにちは、私はニコラスです。よろしくお願いします。」
(礼儀のある子だな、あいつからこんな真面目なやつが生まれるなんて)
「こちらこそ、こんにちは。私は、アウグスト・ヴァルターです。
話はサンドロから聞いているだろうと思うので、早速本題に入りましょう。」
(聞いてねえよ、けどだいたい分かるし、流すか)
「学校選びですよね、将来は国際社会で活躍し、お金持ちになりたいです。」
(こいつ、すごく正直だ。嘘ついても意味がないことを悟っておるようだ。
こういうやつが教会にいたらいいのにな、ぜひ欲しい
いや、早まるな、自分の欲のため人をそそのかすことは良くない。
ちゃんと最適な進路を考えてやらないと)
「その権力の根源となりやすい、
魔法はどれぐらい使えるようになりたい?」
(魔法ね、攻撃魔法は昔は強かったけど、銃の発達で価値が下がったからな
けれども、医学はあんまり進歩してないから白魔法は強いか)
「自衛ぐらいはできるようになりたいです。」
(おお、欲にまみれて、暴力革命を狙うテロリストとは違う、
ちゃんとした子だ。
よし、白魔法を教えてやろう。
本来なら、司教の立場にある私が、簡単に教えてよいものではない。
だが……この子なら。)
「よし、おじさんの得意な白魔法を教えてやろうか」
(入試アドバイザーだろうか、白魔法を使えると特待生になりやすいのかな?)
「ありがとうございます。
白魔法って治癒魔法とかですか?
治癒魔法の本質は大量の魔力を物体を作り出すことですよね?
行使するには高い知識と処理能力、そして高い魔力が必要となるんですよね?」
(すごく知識に貪欲な子だ。すごく知識に貪欲な子だ。
ならば、教会に伝わる秘伝を一つ教えてやろう。)
ここで説明を加えて置こう。
ルーメン教において、地位が高い順に
教皇、枢機卿、大司教、司教、司祭、助祭となっており、
そのうち、教皇、枢機卿はアルヴィア帝国にいないので、
アルヴィア帝国では上から2番目の地位にいる、偉〜い人、なのである。
そして、教会はこの世界では、
医療や知識を独占しているため勢力を維持しているのである。
なので、この服装が整った陰キ……、物静かな司教は、
最高質で貴重な情報を持っているのである。
「しかし、コツを掴めば、魔力さえあれば、簡単にできる。
さあ、外に出よう。」
(なんでこんなに魔法に詳しいんだ?)
そしてニコラスは連れられて外に出る。
「まず、水と砂を同時に出してくれ、難しいかもしれないが頑張れ」
「なぜそうするのですか?」
「白魔法を使うには、まず自分の純粋な魔力そのものを認識しなければならない」
(それぐらい、日常的にしているからよゆーだぜ。)
すると、水が右の手から、砂が左の手から出る。
(驚きだ、ここまで鍛えているなんて)
「集中せずにそのまま続けろ、そしたら違う属性なのに同じ色の魔力を感じるだろう」
(ファ、何だよ、説明下手なんだよ。わかるかジジイ、家庭教師やめろ。)
そしてやり続けて15分が立つ
(ほとんど考えずにできるようになった気がする。
同じ色ってこれか、とりあえず聞くか)
「わかったかもしれません。」
(まじか、早いな。それと15分も高負荷な処理を脳にさせて大丈夫か?
まずまず、優等生の私が初めて純粋魔力を認識するまで、三ヶ月かかった。
この子は十五分でやったのか?)
「ではやめろ、そして、それを単体で出せ」
出してみると、そこには、ただの純粋な魔力が出てきた。
「これでいいですか?」
(恐ろしい、なぜこうも簡単にできるのだ?
とりあえず疲れているだろうし休ませるか)
「疲れただろうし休めよ、それとお前の両親と話すことがあるからじゃあな」
「ありがとう、おじさん、勉強になりました。またできたら教えてください。」
(これ以上は教えることはできないわ、
最後に俺の腰を折る気か?まだアラサーだぞ)
そしてエレオノーラが来る、そして口を開く
「司教様、本日はありがとうございました。
では、こちらへどうぞ。」
私は両親と話すため、別室へと案内された。
そして私の目の前には、サンドロとその妻がいる
部屋の空気が、先ほどまでとは比べものにならないほど重く感じられた。
(一応、彼のために言わなければ)
そして司教が沈黙を破る。
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