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第10話 6歳の誕生日②

拙作ですが、楽しんでください、誤字脱字矛盾があったらすみません

私は、頭を最高速度で回転させ、あり得るすべての事象を考えた。


(秘密警察に推薦しといたぞ、とかじゃないことを祈るだけだ。

 

 記憶を消す魔法は使える、対象の魔力が弱かったら、たぶん。)



「いや、小学校に入学するための試験の勉強をそろそろ始めるぞ、ってだけだぞ。

 別に、もう受かるだろうけど」



私は口を開けたまま黙ってしまった。


(なにか反応しないとまずい、考えろ)


「そうなんだ、ならよかった」


「ところで試験の内容は?」


父は手元の資料を見ている。


「文字が読める、ある程度のコミュニケーションがとれる、

 

 ある程度の教養がある、そして魔法の教養があるか、だそうだ。」


私はすかさず聞く


「本当に受かる?試しにやってよ。」


父は笑みを浮かべながら口を開く、 どうやら楽しみにしていたっぽいな。


「もちろんだ、過去問をそのためにもらってきたのだからな。」


「まず、これを読んでみろ」


『春になると花が咲き、鳥たちは暖かな南風に誘われて空を飛び始めました。』


「読めるか?」


「もちろん」


「なぜ鳥は飛んだ。」


「温度が上がったからじゃないの?」


「よし、次にいくぞ」


「お前が友達と遊んでいるとき、友達が転んで泣いている。どうする?」


「傷の度合いを見て、できるなら応急処置をした後に、大人に伝える。」


(当たり前だろう。……いや、6歳児ならこれで十分なのか?)


「では問題。アルヴィア帝国の首都は?」


「コーマリア」


「では、私たちの住んでいる地方は?」


「エーリニア地方」


「では、海の向こうにある国を一つ答えろ」


「アストリア王国連邦」


「……」


(ヤバい、大丈夫か)


「よく勉強しているな、偉いぞ」


(セーフ!)


「次は魔法を行使するから庭に出るぞ」


そう父は言って私を外に出す。


「では、最後に魔法だ」


(来たか、黒魔法とかが一番得意だけど、つかっていい雰囲気じゃないからな

 ここは、火や水を行使したほうが良さそうだ。)


「魔力とは何だと思う?」


(抽象的すぎ〜ーーー

 知るかボケ、問題として不適だ)


「魔法を使うための力?」


「そうだ。では、魔力が少ないとどうなる?」


「大きな魔法が使えない」


「そのとおりだ、次は実技だ。何か出せ。」


(火属性でいくか)


ニコラスが手をかざす。


ボッ。


炎は小さかったが、異様なほど高温となり、青白く輝き、周囲に熱気が漂う。


(しまった。黒魔法ばかり使っていたせいで、普通の魔法の出力調整に慣れていない。)


「おお!」


「まあ!」


父と母が反応する。


そしてしばらくたったあと、父が沈黙を破り、話し出す


「……まあ、合格だな、


 ただし、入学試験ではもう少し弱くやれよ」


母が口を開く


「受ける学校だが、……まあ、後で話すことにする。」


そして未来が思わぬ方向に進むことをニコラスはまだ知らなかった。


ぜひ、評価、コメント、誤字脱字、矛盾などがあればぜひお願いします。

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