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《改良版》追放された男、最狂にて~追放された男はただの無双を繰り返すチート野郎じゃなくて人類の鍵だった!?の巻~  作者: 新仁友成
悩める案内人

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4/20

始まり



 ダンジョン430F フロアボス戦



「オマエラニンゲンハゼンインコロス。」

{お前ら人間は全員殺す。}



「そうかい、こっちも殺される訳には行かないんでね…それにしても、お前らは言う事がドイツもコイツも同じだな。」



「ダマレッ!!ゼッタイニユルサナイ。コロスコロスコロス。ニンゲンハヒトリノコラズコロス。」

{黙れっ!!絶対に許さない。殺す殺す殺す。人間は1人残らず殺す。}



「ハァハァハァハァハァハァ。」

 よし!魔力が溜まった。

攻撃変形アタッキングフォーム!!」



 この一撃で決める。



「みんなっ!♣️Kingで時間を止めてこの一撃で決めるっ!!」



「なら、僕もJOKERで時を止めるっ!」



「あぁ、セスク頼むっ!!」



「ウォァァァァ!」



 バンッ!!

 横たわる430Fフロアボス。



「やったね。アレックス!」



「あぁ、これもみんなのお陰だよ。」


 アレックスと呼ばれるこの男はパーティーのリーダーでありながらアレクサンダー王国初代国王としての職を持ちミシェルとの間に3人の子を授かった。



「だが、やはり年は取りたくないな…」



「それは、仕方が無い事では?」



「まぁ~ね。でも、年齢的にも私達はここまでね」



「あぁアルベールの言う通り仕方ないけど、ミシェルの言う通り俺達はもう引退だな。ハハハ(笑)」



 前人未到の430F攻略をした彼等は後に伝説の勇者パーティーとして語り継がれ、更にその後には神話の一部として広く認知される事になる。




 ◇◇◇◇◇◇◇◇



 彼等がアレクサンダー王国を建国してから何度、日が登り沈みを繰り返した事だろう。


 その間に多くの冒険者達が彼等を目標に、またはダンジョン素材による生活インフラを整える為にダンジョンに挑戦しては夢共々、朽ち果てた事だろう。


 だが、それでも人類はロムというカメラ型の魔導具を作り配信を行い、それを視聴した人々は熱狂する冒険者時代に移り変わる。この時代の冒険者は配信で得た影響力を使いインフルエンサーとしても活動しており、富・名声・地位を確立出来ると世界中の人々から憧れの職業とされている。




 そして、今ここに93Fを攻略し勇者パーティーとしての地位、名声を確立したクランがある。名を【黄金の輝き】。

 ミストニア王国で今、最も勢いとそれに比例する形で人気がある少数精鋭のクラン。

 ノルン 男 前衛アタッカー

 アルベール 男 前衛ディフェンダー

 ティラ 女 後衛アタッカー

 ネル 女 後衛アタッカー

 キャロル 女 後衛サポーター



 日々、多くの人々から憧れと尊敬の眼差しを向けられる中、嫌われ者が1人。名をアレクサンダー・アーノルド・アルベール。

 パーティー内の役割はディフェンダー。

 魔物の注意を引き、自分に攻撃を集中させる役割。



 多くのディフェンダーは攻撃手段は様々だが、全身を守る装備は見るからに重い鎧を身に付ける中、この男は無造作の天然パーマを靡かせ派手な柄シャツにタイトな黒パンツ、足元はお洒落ブーツ。



 首回りから腕や指にはドクロを模様した自作の呪具を身に付け買い物に行く格好でダンジョンに潜る、異質なディフェンダーだった。




 ◇◇◇◇◇◇◇◇


「ティラ!ネル!次で決めるぞ!!」ノルン。

「えぇ。」ティラ。

「わかったわ!!」ネル。



瞬間火力強化インパクトアップ!!」

 誰にも聞こえない小声と多くの熟練冒険者でも判断がつかない程の早さで魔法陣を展開し直ぐに消し、3人が放つ魔法に付与魔法を掛けるアルベール。



 バンッ!!

 ドンッ!

 ボゴンッ!!


 ロムのコメント

 ・やっぱり凄いな!!

 ・強すぎるwww

 ・圧倒的ww

 ・華あるよな~

 ・華と言えばアルベールは?

 ・アイツは服が派手なだけ

 ・それな、派手タンは今日も寄生か?

 ・まぁ実力は可もなく不可もなくじゃね?

 ・たぶんそう。

 ・地味だから服で個性出してんだよww

 ・それタンク失格じゃね??????






「フンフンフン♪」



 今日は良い天気だな。

 少し散歩でもしてくるかな。

 ランチはオープンカフェとか?



「おはようアル。何かご機嫌だね?」



「よぉ兄弟。天気が良いからな。今日は何も無かったよな?」



「うん。今日と明日は休みだね。」



「そうか、ちょっと散歩がてらオープンカフェでランチしながらお洒落を満喫してくるわ。ここに居ても息が詰まりそうだしな。」



「…なら、一緒に行く……いいかい?」



「あぁ構わねぇよ。」



「ちょっと待ってて着替えて来るから。」



「あぁ。」



 ◇◇◇◇◇◇◇◇



「いや~美味いな♪」



「そうだね。」



「ここの店員、みんな可愛いでしょ?」



「まぁそうだね。」



「俺はいつもここの席で店員さんのお尻を見ながらこの、高級ランチを食べてんだよ(笑)ヒャハハハハハ(笑)」



「全く…ねぇ、アルこれで良いのか?」



「あぁ全く問題無い。」



「だけど…アル……」



「止めろ兄弟。俺達は兄弟とティラの2枚看板で俺が視聴者からのヘイトを買う、それで良いだろ?」



「だけど、アルばっかり日に日に罵詈雑言が増してるだろ?」



「問題無い……俺は俺だ。」



「…」


「俺はこの後に図書館に行くつもりなんだ。」



「そうか、僕はちょっと冒険者ギルドに行ってくるよ。」



「わかった。」



「じゃあ、また後で。」




 ◇◇◇◇◇◇◇◇



「では、返却は1週間後になりますね。期日を過ぎましたら延滞料金も発生しますのでお気をつけください。」



「はいはい♪」



 ガチャ。



 それにしても本当に今日は良い天気だな♪

 また、オープンカフェに戻ろうかな?

 ちょっと恥ずかしいけど…

 どうするか?

 外で借りた本を読みたいな~。



「おや、アルじゃないか?」



「ソフィアか。久し振りじゃ~ん!!相変わらず才色兼備で何よりっ♪」



「アルも相変わらずだな。」



 彼女は【太道の虎】第3部隊所属。最高攻略F=88。ソフィア・テックラウド。役割は前衛アタッカー。



「そりぁど~も。」



「今日は、魔物の図鑑?魔石について、それとも…錬金術?」



「いや、今日はこれだよ?」




 アルベールは借りてきた【勇者の冒険】、【時の大賢者】という本を出した。


【勇者の冒険】

 伝説の勇者パーティーの物語!!

 ・アーノルド・サンダース

 ・ミシェル・レーマン

 ・ギルハート・ロックンハート

 ・アルベール・レイシア

 ・セスク・セバージェス

 前人未到の430Fを攻略した!!



【時の大賢者】

 アレクサンダー・ワトキンスの生涯。

 全てはこの男から始まった!




「なんだ?今度は歴史に少し興味が?」



「まぁ~ね♪」



「以外だね。」



「そう?定期的に読みたくなるんだよね~。」



「この伝説の勇者は、私も子供の時に読んでたよ。面白いよね。」



「面白いねー♪」



「このセスクって人って若かったんだよね?」



「らしいね~。」



「どの時代にも若くて大成する天才っているんだな。そう言う意味では君達も天才に入るよね。」



「俺じゃなくてノルンとティラだろ?」



「ほぉぉ?」

 |д゜)ジー



「そんな、見つめないでよ?惚れちゃうでしょ俺に?」



「そっち?」



「どっち?」



「アルが私に惚れるんじゃなくて?」



「ヒャハハハハハ(笑)それは大前提だろ?」



「本当に適当だね。」



「それが持ち味だからな♪」



「まぁその方がアルらしいな。」



「だろ?」



「なぁアル…もし、君が居れば私達も90Fまで攻略出来るかな?」



「何だ?急に(笑)」



「いや、急じゃないよ。私は黄金の心臓はアルだと考えているんだ?どうかな?」



「どうって?心臓かどうかがか?」



「うん。」



「なら、ブッブー。不正解だっつ~の♪何で、俺が新進気鋭で勇者パーティーとして名高いクランの心臓なんだよ~。普通にノルンだから。俺達の顔にして心臓はノルンなの~。理解?」



「…アル……」




(あれって派手タン?)

(そうよ。いつもあの派手なシャツ着てるのよ)

(うっわー最悪、変なの見ちゃったよ)

 ヒソヒソ。

(こんな所で何をしてんの?)

(知らないわよ。それに知りたくないし。)

(わかるー。アイツだけ普通よね?)

 ヒソヒソ。




「何だ?」



「アルは良いのか?」



「ん?」



「あんな言われ方をして…」



「嫌でしょ(笑)普通に」



「なら、何で?……何で、何も言わないの?それに、何で実力を隠してるの?」



「フフフ、それは俺達にとってそれが最善だからだ。俺がエースになるよりもノルンやティラみたいに容姿端麗で技も映える奴らが目立った方が何かと都合が良いんだ。」



「それは…わからなくは無いが……だからってアルが…アルだけが、嫌われ者になる必要もないんじゃないの?」



「へへっへ(笑)今日は一段と情熱的だね、ソフィアちゃ~ん♪」



「もう、アルッ!!私は真面目に言ってんだからね?」



「はいはい~。ありがとう♪じゃあ、またね~。」

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