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「君は私とどうなりたいの?」
扉に背をついて腕を組みながら問いかけてくる。顔が良いとボーッみてしまう。本当君はって言いながら困った様に微笑む。
私はどうしたらいいの?泣く私に微笑むリュカ様。
婚約したくなかったと泣く私にリュカ様が近づいてくる。どうして?って背中を撫でながら優しく聞いてくれる。
「リュカ様が愛人作ろうとするから…優しいのも全部嘘なんだって。私ツラくて。」
「は?」
リュカ様が意味がわからないという風だ。職場で声かけてるじゃないですか!と責めるが、本当にわからないといった感じで考えている。
「職場?君以外と話してないけど?」
「え?私?」
「うん。お菓子あげるのも話すのもエルミア嬢だけ。他は全く心当たり無い。話も最近してくれないけど。」
リュカ様が拗ねている。は?ミアが私だって知ってる??え?何故。
「あの…ミアが私って…」
「もちろん知ってる。だから夜会の次の日話かけたし。ん?知ってるよね?」
いや、知らない。どういう事だ。
「家に訪ねた時にルーベル侯爵には伝えたんだけど。職場で会う君がずっと好きだったって。だから婚約したいって承諾を…え?聞いてない?」
お父様か…そういえばやけに冷やかしてきていた気がする…頭を抱える。自分自身に嫉妬していたなんて恥ずかしすぎる。
「本当にすいませんでした。」
丁寧に土下座する。謝っても謝りきれない。私を思ってくれていたのに攻めたてるなんて…。
椅子に座ってよって言いながら手を取り立たせてくれる。
椅子に座りお茶を頼んでくれる。リュカ様は背もたれにもたれかかり、手を顔にあて誤解で良かったって呟いている。本当にごめんなさい。
「あの夜会でしか接点が無いと思っていて…ごめんなさい。」
「いいんだ。エルミア嬢にも言っておけば良かっただけなんだから。勘違いさせちゃって傷つけて私こそゴメンね。」
神がいる。優しさの神。これからリュカ教に入ろう。
「で、私と婚約続けてくれる?」
「本当に私でいいんですか?」
「ミア嬢がずっと好きで縁談を断っていて、あの日エルミア嬢に会えてなかったらこの先婚姻しないと思う。」
「よろしくお願いします。」
嬉しいと喜んでくれてケーキを一緒に食べる。支払いをしてくれお店を出る。この後予定では魔法具店行こうと思ってたんだけどって。もちろん行きます!手を繋いで歩く。
「魔法好きだから喜んでくれると思って。」
リュカ様が優しく微笑む。ミアの事を思って選んでくれていた。って事はあのまま大人しくついて行ってたら誤解は解けていたのでは無いか…。リュカ様すいませんと謝ると、笑ってくれる。大好きだ。




