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隠れて見ていたら捕まりました〜溺愛されてたなんて、知りませんでした〜  作者: 漆原 凜


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下町にそぐわないキラキラ貴公子様が立っている。リュカ様だ。


「リュカ様…」


「今帰り?もう遅いから送るよ。」


「辻馬車で帰るので大丈夫です!」


いやいやいや、家がバレるじゃないですか!何でこんな所にいるのだろう。


「どうしてなの?どうして喋ってくれなくなったの?」


「どうしてって…最低です!」


私は走って逃げた。やっぱり私を愛人にしようとしてるのかな?最低!



ーーーーー


リュカ様からお誘いの手紙が来た。デートのお誘いだった。愛人候補に断られた瞬間コレ?嫌いになりそう。


断るなどお父様が許してくれるはずもなく、すぐ了承の返事を書かされた。好かれているな!って笑っている。娘の心を読めず嫌な事を…。娘が不幸になってもいいのか!権力に勝てない為、悲しい。


ーーーーー


リュカ様がお迎えに来た。


「エルミア嬢今日も綺麗だね。誘いに良い返事を貰えて嬉しいよ。」


なんて軽い人なんだろう。あんなに憧れていたのにショックだ。


さっどうぞって手を出された。手を乗せると嬉しそうな顔をしている。誰にでもしてるのだろうに騙されないぞ。


ここだよ。降りたら宝石店だった。


「婚約の品をプレゼントしたくて。好きなのを選んで。」


ニコニコとして手を取り入店する。貰っても困ると思い店内を見る。ふと1つ気になり見ると紫色が角度によっては光加減で金色に見える。


「これがいい?」


「リュカ様のみたいで綺麗。」


「本当君は…」


コレくださいって店員さんに告げ包んでもらっている。他には?て聞かれるがとんでもないと断る。


次行こうって手を取りってくれる。次は近くだから歩いて行こうって。歩く横顔を見つめる。久しぶりだな。


「見ないでよ。恥ずかしい。」


リュカ様が照れている。本当に私が好きなのかな?あ、ハンナのやつ聞かなきゃ。


「リュカ様は私のどこが好きなんですか?」


「え!今?!ちょっと恥ずかしいんだけど。全部好きなのは確か。」


「…もう少し具体的に。」


えぇ…と凄い悩んでいる。繋いでる手をグイッとひっぱりくっついてくる。


「可愛いし気づかってくれるし、笑ってる所も好きだし…」


とにかく全部だよって微笑えみ手に口づけする。私は一気に冷える。こんな事を言いながら裏で愛人つくるんだ。知らなかったら完全に騙されていただろう。


下を向い動かない私に、どうしたの?て覗いてくる。涙が止まらない。


「私リュカ様と婚姻したくないです。」


リュカ様は私の手を引き喫茶店の個室へ入る。もうお家に帰りたい。














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