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師団長様と踊るのは楽しかった。踊り慣れない私をリードしてくれ踊りやすかった。いつも遠くで見ていた師団長様が近くにいて凄く変な感じだが一生の思い出になる。
踊り終わりエルミア嬢またねって手に口づけをし去って行った。格好良すぎる。口づけされた手を見つめ、ボーッと去っていく後ろ姿に見惚れてしまう。
夢心地のまま帰宅し眠りにつく。はぁ素敵だった。
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研究所の廊下を歩いていると遠くに師団長様がいた。今日も素敵って見ていると、また目が合った気がした。その瞬間微笑まれる。周りの人達が私だわ!て色めき立っていたので、他の誰か知り合いが居たのかなと結論付けた。
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帰宅するとお父様から至急来るようにと呼ばれる。執務室に入ると慌てた様子のお父様に座るように促される。
「大変だ!ミア。お前に釣書が届いた。」
「いつも断っているのだから断ってください。」
「これは断れない。」
お父様が頭を抱える。大抵断ってくれるのに…家より上って事?誰だろう。
「…リュカ=ハインベルト様だ。踊っていたな?見初められたのか?公爵閣下あの時何か言っていたか?」
問い詰めらる。心当たりなど無い。ある訳が無い。
「あ、またねって言ってた。」
またねってそういう事?いや、違うだろう。あんなのただの去り際の挨拶だ。
「公爵閣下は基本夜会では誰とも踊らない。珍しく踊っていると思ったら…今度会いに来るそうだ。時間都合つけるように。」
どうしたらいいのか…お父様が頭を抱えたまま悩んでいた。もう部屋に戻りなさいと言われ部屋を出る。
いや、私もパニックだ。なんでだ?お兄様!と思い急いでお兄様の部屋を尋ねる。
「助けてください!」
「ミアどうした?」
「師団長様から釣書が届き、近々会いに来るって!!どうしよう…」
「公爵閣下は想い人がいるからと縁談を全て断っているらしい。ミアが想い人なのか?」
「会ったことないです!夜会もデビュタント以来ですし…誰とも社交していない。」
だよなーってお兄様も腕を組み悩む。とりあえず会うしか無いんじゃないか?と言われ落ち込む。
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重い気持ちで研究室へ向かう。
今日は演習を見る気力もない。1日研究室に引きこもりあっという間に帰宅時間になる。
重い足を引きずりながら帰ろうと演習場近くを歩いていると、師団長様が1人ベンチに座っていた。珍しいと見つめていると、パッと目が合う。師団長様は微笑みおいでと手招きをする。私?周りを見るが私以外いない。ベンチに近寄るとココへって隣を指す。
「いきなりごめんね。これ食べない?」
お菓子を差し出してくれた。断ることも出来ず頂く。師団長様はニコニコと微笑んでいる。
「師団長様は…」
話しかけるとリュカって呼んでって言われる。何で??師団長様ってまた言おうとしたら、もう1度言われた。
「…リュカ様どうしてお菓子くれたんですか?」
「好きかなって思って。」
「好きですけど…」
「いつも演習見てくれてるよね?魔法好きなの?」
「はい。研究する位には好きです。」
え?私気づかれてた?いつもっていつから?私の答えを嬉しそうに聞いている。
「私も好きなんだ。魔法って良いよね。」
「はい!とても素敵なんです!リュカ様の魔法とても好きです!」
「ありがとう////」
居た堪れない帰らないとって立ち上がる。送るよって言ってくれるが意味がわからない。いつもの帰りなので大丈夫ですと断る。
また話しかけて良い?と言われ、誰もいない時ならって答えると満面の笑みを返された。
恐ろしい。昇華してしまう。
眩しさに当てられヨロヨロと帰宅した。




