ママのロリコンセンサーあげるから、我慢しなさい!
森を進んでいくと静かな森が騒がしくなっていく。
聴こえるのは騒々しい怒号とそれを受け流す冷静な声。
「死ねぇ!」
「話を聞けよ、ゴミ」
大剣を振り下ろす耳のとがった男とそれをひょいっと華麗に避けるユウト。
ユウトは攻撃を仕掛ける素振りはなく、一方的に攻撃を仕掛けられているように見える。
ユウトに襲いかかる男を含めて、襲撃者は全員男のエルフだった。
近くにはラウラやリノンもいるが、二人はすでに襲いかかった敵を倒していた。
ユノンもいたが、息子の成長を見守るように戦いの行方を傍観していた。
「あ、いた。おーいユウト~」
「え、ノア様、この状況で話しかけます!?」
ノアは最初に目に入ったユウトに声をかけた。
一瞬、ノアにユウトの意識が向く。
その隙を逃さなかった襲撃者はユウトの肩から腰にかけて斬りつけた。
飛び散る衣服。
「うう!?」
「ざまぁみろぉ!死ねくそがき!」
さらに追撃を加えようとする襲撃者だったが、剣を振り上げた状態で動きが止まった。
「あぐっあっ……う、動けねぇ……」
襲撃者は苦しそうにもがくが、一歩も動くことが出来なかった。
そこへ歩み寄ったのは先ほどまでのほほんとしていたノアだった。
「ねぇ、おじさん。なにをしてるの?」
ノアは動けぬ襲撃者に声をかけた。
「その子は俺の大事な配下なんだよね。わかるか?」
ノアは襲撃者に無警戒に近付いた。
「これは、ほんのお仕置きだ」
ノアが手をかざすと、襲撃者の身体に不可視の衝撃が幾度となく襲いかかった。
「うぐっいぎっあがっ……いぎぎっあっがっ!?」
これは空間を統べる者のほんの小匙一杯にも満たない力だ。
「や、やめ!あっいだっいっああっぐぎっぐう……」
空間を広げたことによる力を介さない一撃は反発というものを生み出すこともなく、襲撃者へと全てが集約する。
「あがっあっうっううっ……いだいいだいいだいっ!……あががっ」
物がぶつかり合うと、衝撃はお互いに向かうものであり、一片にだけというのは、普通あり得ない。
それを簡単に成し遂げてしまうからこそ、空間を統べる者なのだ。
「うっ……ぁ……」
はね除けることができず、一方的に受け続けた襲撃者は力なく項垂れた。
「これで終わりかな?ユウト、大丈夫か?」
「大丈夫にみえる?」
「見える。だって無傷じゃん」
「ボクは無傷。けど、服が……」
ユウトは斬られたことでできた服の切れ目を悲しげに見つめていた。
これには理由があり、ゴブリンを殲滅した際に、服がボロボロになったことで、蜘蛛さんに叱られたのだ。
謝って、「もうしません」と言った手前、早々に破いたなんて言えば、蜘蛛さんがぶちギレること必須。
「俺も一緒に謝ってやるから気にすんなって、ははは」
「はははじゃないよ」
楽観視するノアに、怒りを隠せないユウト。
「それで、こいつらはいったいなんなんだ?」
ノアはユウトを慰めつつ、にこにこと笑っているユノンに詳細を訪ねる。
ユノンはそれに言及せず、ノアを評価した。
「ノア様は優しいのですね」
「あ?俺は優しいぞ、いつだってな」
「そうですか。そういう面もある主で安心しました」
「そうか。で、こいつらは?」
「この者達はおそらく囚われていたエルフたちを助けにきた者達です」
「なるほど、よし、ワイドの出番だ!」
ノアはワイドと先程知り合った執事達にワイドを呼び出すように視線を向けた。
「え、いやですよ」
「ロリコンセンサーワイドって言ってたって伝えとくわ」
「くそぉ!鬼畜めぇ、どこが優しいんだ!この、悪魔が!」
執事は捨て台詞を吐いて拠点へと走っていた。
その様子を見ていたラウラとリノンはひきつった顔でボソボソと呟く。
「ルルド、あんなに感情的だったっけ?」
「知らなかったのです……」
執事ルルドは大事な何かとラウラとリノンの株が下げる厄日を迎えたのだった。
*
蜥蜴10(1万)青年魔人1、ロリ魔人2(18万)短剣30(3万)ベッド30(3万)カーテンレールとカーテン30(6000)ガラス窓30(6000)金属ドアノブと鍵30(3000)
悪魔伯爵男1(30万)悪魔女爵1(10万)悪魔執事とメイド30(30万)蜥蜴2(2000)
ソファ1(1万)机1(5000)
合計98万2000ポイント
残り109万ポイント+28万ポイント
残高約39万ポイント




