表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
凄腕忍者、TS魔法少女にされる 〜護衛対象に溺愛されても、某は百合には落ちぬ〜  作者:
四章 黒いのは忍び装束だけにあらず

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

53/83

幕間2 リンちゃんとしちゃった【side 東山雫】

 リンちゃんとキスした。

 ほっぺたとか首とかじゃなくて、ちゃんと口と口で。


 思い出すだけでも、そわそわしてきて落ち着かない。あの時だって、ドキドキしすぎて朝まで眠れなかった。一緒に寝てるだけなのに、熱にうなされてるような、そんな感じ。

 なのにリンちゃんと来たら、やることやってすぐに寝ちゃった。

 冗談とか、からかってるわけじゃなくて本気の本気で。幸せそうに寝言なんて漏らして、何度か「雫ぅ……」だなんて人の名前を呼んだりもしていた。


 寸止めじゃないけど、寸止めされた気分。もうちょっと近づきたい、ぎゅってしてもらいたい。

 わかってる、こっちから言えばよかったんだって。でも難しかった。胸が一杯で、声を出すのも苦しかった。仕方ない、あんな雰囲気は慣れないもん。


 ああもうなんだろう、変なこと想像してる。あれ以上だなんて、なに考えてんだろう。別に別に悪いことじゃないけど、なんかまだ違う気がする。早いっていうか、なんかそういうんじゃないみたいな。

 とにかく、とにかく、あの夜は大変だった。じんじんじわじわ身体が熱いのに、布団も除けられなくて大変だった。パジャマもベッドシーツも、きっと汗まみれだった。


 そんなふうにさせておいて、本人はすやすやだなんて、ひどい、やり場がない、謝ってもらいたい。

 もらいたい、もらいたいけど、でも、言えない。だって、寝てねってお願いしたのに、今度は起きろなんて言ったら、リンちゃんがっかりするかもしれないから、そういうことはしたくない。

 だから、だからまだここまで。向こうが欲しがってくるまでは、あの幸せだけあれば、それでいい。


 今も、胸の内側が熱っぽい。キスの感触を思い出すだけでも震える。

 唇に触ると、いつもよりお肉がやわらかい気がする。指でぐりぐりってしてみるけど、どこか違う。自分で弄っても、ぽわぽわしない。

 次はいつだろう。明日かな、明後日かな。学校かな、公園かな、家かな、もう一度ベッドの上かな。


 欲しいな、また。


 リンちゃんはずっと隣にいてくれるかな。


 なかったことになんて、ならないといいな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ