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炎の男  作者: 二川真
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第7部 巨大アリ

 今日は巨大アリが、人を襲うというニュースを見た。

さっそく、ガマを引き連れて行こうとするところに、妹がやってきた。

「連れてってよ、お兄ちゃん。」


 「バカ言うな。危険な行為だ。」

「バカじゃないもん。あれから能力が少し上達したんだもん。」

 

 そういうと口から息を吹きかけ、近くの、自販機を凍らせて見せた。


「ほう、中々レベルアップしたな」

「拙者もそうおもうでござる。まあ拙者は見るのは初めてだけど。」


 妹を連れていくか?

「分かった。危険だったら、すぐに引くんだ。」


 そうして俺たちは巨大アリの所に向かった。


あれが巨大アリの巣か。

馬鹿でかい、穴が掘ってある。


「イージーだな」


 まずは妹に先行して巣ごと凍らせて見るように頼んだ。

しばらくすると、凍った穴が出来上がった。


 それを逆に俺が溶かすように火を思い切り集中砲火する。

この寒暖差攻撃にかなうやつもいまい。


少し待つと、穴はただの穴になったに違いない。

直接、手を下さずとも今回は倒せたのだ。


俺は妹に礼を良い、ガマとも別れた後、ふと思う。

俺は、害獣とはいえ、他人の命を喰らって生きている。

少しの罪障意識もないが、むしろいいことをしていると思うぐらいだ。


しかし、もし相手が俺の立場だったら?

 俺が襲われる立場なら少し、ゾッとするばかりだ。


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