第四部 氷の女王?
ピンポーン!
ドアベルがけたたましく鳴った。
「お兄ちゃん居るー?」
・・・妹だ。
ピンポーン!
もう一度鳴る。
「おーい、居るのわ分かっているんだぞー!出てこーい!」
朝からこれだ。たまったもんじゃない。
「分かった、出るよ。ちょっと待て。」
ガチャ。
「どうした・・・。」
「お兄ちゃん、どうしたもこうしたもないじゃん!」
「可愛い妹が来たんだから、少しは労ってね。」
(どこが可愛いだ・・・。)
「ん?何か言った?」
「いや、何も。」
「お兄ちゃん、最近、害獣退治してるでしょ!ちょっと近所で噂になってるよ。」
・・・。近所で噂になってるのか。
少し嫌だな。
「それで話しがあって来たの!」
「・・・。なんのだ?」
「お兄ちゃん、手握ってみて~!」
「・・・嫌だ。」
「いいから握ってみてってば!」
ギュ!
妹の手が氷のように冷たい。
「これは?」
「これね、私の特殊能力~!集中すると手が冷たくなるの。」
「どう?」
・・・。
俺はあることを思いついて、席をたった。
「これを。」
机の上に一杯の水を置いた。
「手に集中して水を冷やすんだ。」
「え~何それ!?」
「いいからやってみろ。」
妹は渋々、やってみた。
チリチリチリ。
コップは音をたてて少しひんやりとした様子だ。
「よし、それをさらに水に集中して温度を移すんだ。」
ピキピキッ
コップは音が鳴らして、氷始めた。
「あーん!もう限界!」
能力を解くと、みるみるうちに解け始めたた。
「お前、氷を操る能力があったのか?」
「うん!」
まだレベルは低いが、育てていけば強くなりそうだな。
「そうか・・・。上手く集中出来ればものになりそうだな。」
「ホント!?いやぁ、私ってば才能あるかなぁ?」
調子にのりすぎだ・・・。
だがうまく行けば仲間に出来そうだな。
「腹も減っただろ?もう今日は帰れよ。」
「今日お兄ちゃん家に居ようかな~。」
「バカ言うな。」
その後、少し談笑して、妹は帰路についた。




