第14部 ドラゴン
今日も日がな一日、ぼんやりとしていたら、家には珍しい客が来た。
「おにいちゃーん!知ってる?」
「なにをだ?」
「ドラゴンだって!!」
話の筋道が見えてこない。
「ドラゴンがどうしたって?」
「現れたの!街中に!でっかいのが!」
「そうか・・・。」
「そうかってそれだけ~!?ビッグニュースだよ!!」
「それで、俺にどうしろと?」
「狩りに行こうよ!」
目を光らせながら、妹は答えた。
そんな、危ないことをやるのなんで、ごめんこうむりたい。
「俺が、お前のお守をなんでしなくちゃいけないんだ。」
「お守じゃないし!私も結構、技使えるようになってきてるんだからね~!」
得意げに言う妹。
「分かった。俺に一切迷惑をかけないことが条件だ。」
「分かりました~!」
夜に準備を済ませて出発することにした。
公園をぶらついているとでかい生物が目に入った。
「あれか・・・。」
「俺が打ち抜くからよく見てろ。」
「はーい!」
俺は躊躇なく、火を放った途端におかしな現象が起きた。
・・・。効いてない。
!!そうか、奴らには火に対して耐性があるんだ!
「お兄ちゃん、大丈夫そ?」
「分からん。」
火に耐性があるなら、俺じゃ討伐は無理かと思った途端にまた不思議なことが起こった。
妹が氷を放ったのだ。
すると竜が凍てつき凍った。
なるほど、火炎に耐性があっても、氷には耐性がないか。
これなら・・・。
妹が凍らせたあと、火を集中砲火していくと見るも無残に焼け焦げた。
「よし、この方法ならいけるぞ!」
順序よく、凍らしては、燃やす。
その作業の繰り返しで討伐完了した。
「今日は助かったぞ。」
こんな妹でも役に立ったか。
「どいたしまして~!」
俺たちは無事に竜討伐を終えた。




