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炎の男  作者: 二川真
14/16

第14部 ドラゴン

 今日も日がな一日、ぼんやりとしていたら、家には珍しい客が来た。


「おにいちゃーん!知ってる?」


「なにをだ?」

「ドラゴンだって!!」


 話の筋道が見えてこない。

「ドラゴンがどうしたって?」

「現れたの!街中に!でっかいのが!」

「そうか・・・。」


「そうかってそれだけ~!?ビッグニュースだよ!!」

「それで、俺にどうしろと?」

「狩りに行こうよ!」


 目を光らせながら、妹は答えた。

そんな、危ないことをやるのなんで、ごめんこうむりたい。


「俺が、お前のお守をなんでしなくちゃいけないんだ。」

「お守じゃないし!私も結構、技使えるようになってきてるんだからね~!」


 得意げに言う妹。


「分かった。俺に一切迷惑をかけないことが条件だ。」

「分かりました~!」


 夜に準備を済ませて出発することにした。


 公園をぶらついているとでかい生物が目に入った。

「あれか・・・。」


「俺が打ち抜くからよく見てろ。」

「はーい!」


 俺は躊躇なく、火を放った途端におかしな現象が起きた。


 ・・・。効いてない。


!!そうか、奴らには火に対して耐性があるんだ!


「お兄ちゃん、大丈夫そ?」

「分からん。」


 火に耐性があるなら、俺じゃ討伐は無理かと思った途端にまた不思議なことが起こった。

妹が氷を放ったのだ。


 すると竜が凍てつき凍った。

なるほど、火炎に耐性があっても、氷には耐性がないか。

 これなら・・・。

妹が凍らせたあと、火を集中砲火していくと見るも無残に焼け焦げた。


「よし、この方法ならいけるぞ!」


 順序よく、凍らしては、燃やす。

その作業の繰り返しで討伐完了した。


「今日は助かったぞ。」

こんな妹でも役に立ったか。

「どいたしまして~!」


俺たちは無事に竜討伐を終えた。


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