第7話 日和のコミュ力が炸裂する
「天野日和さん、どうぞ」
「えっ、私!?」
付き添いのはずなのに、なぜか私も面談に呼ばれた。
(……書類に名前書いちゃったからだ……)
優ちゃんが申し訳なさそうに手を合わせる。
「ひよりさん……ごめん……!」
「大丈夫! 陽キャの本気見せてくる!」
私は胸を叩いて面談室へ入った。
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部屋には審査員が三人。
全員が真剣な目でこちらを見ている。
(やば……緊張する……)
「天野さんは……付き添いの方、ですよね?」
「はい! でも、なんか書類に名前があって……気づいたら歌ってました!」
審査員が吹き出しそうになる。
「……なるほど。では、簡単に自己紹介を」
「天野日和、17歳です! 特技は初対面の人と仲良くなることです!」
「ほう……」
「あと、友達の応援が得意です! 人の夢を応援するのが大好きで!」
審査員が頷く。
「あなた、明るいですね」
「はい! 明るさだけは誰にも負けません!」
自分でも驚くほど、言葉がスラスラ出てくる。
(……コミュ力、覚醒してる……!?)
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「天野さん、あなたは……アイドルに興味は?」
「あります! というか……今日、すごく興味が湧きました!」
「今日?」
「はい! 今日、初めて“推したい”って思える人に出会って……!」
(あっ)
言った瞬間、審査員が身を乗り出した。
「推したい人……?」
「えっ、あっ、いや、その……!」
(やばい! 推しの話しそうになった!!)




