難解
「は?急に何言ってるんだ?」
まあ布教の初手がどんな女がタイプだなんて聞かれたら困惑するだろうが俺達は大真面目である
このゲームは好きなキャラを擦り付けた方が楽しいのでまずは性癖というか推しの把握からである
「まずはこちらをご覧ください」
「ん?キャラの一覧?へえ……可愛い、イケメンも居るじゃん、ふむふむ」
じっくりと神は目を通している様で一緒に見ているヒルデは時々補足を入れている
「ん?う〜ん?んん!!似てる!わかった!モデルはこの人かヒルデの!」
「そうですね、私の前世の推しでしたから」
「色々見たけど気になったのはこの子かな」
と神が気に入ったキャラを見せてきたが俺もまあまあ好きでデッキは組んでいた子ではあった
「いいんじゃないか?よしなら次はルールだな」
「今はいいよ、まずは自分で調べてみたいから、今度教えてわかんない事あったら」
「大丈夫ですか?結構複雑ですけど?」
「まあいいじゃないか、自分で調べたいタイプも居るだろう」
「うん、ありがとう」
「分からな事があったらすぐ教えますからね?」
「なんか君達このゲームについてやたら親切じゃない?」
「限界集落だの、過疎ってるだの、何故生きているるだの散々自虐するレベルなんだ、だから貴重な…貴重な初心者にはみんな優しくなるのさ」
思い出す物であるSNSで初心者が見つかった時にはそれはもうプレイヤーが大挙して優しくしにいった物である
過剰な優しさで引かれる事もあったが……
「ええ、初心者は大切にして沼に沈め無いといけませんから」
「何処のキー○さんだよ!最初は藤堂○だし優しいけどなんか怖いよ」
神にも優しすぎて少し惹かれてる様である
「ありがとうね!僕の人形達!じゃあ!カード楽しみにしててね!」
そう言うと、神はふっと、消えてしまった
「人形ですか……」
「ま、そうだろうな」
どんなに明るくフレンドリーでも神には俺達は玩具なのだろう
飽きられたらどうなるのか
考えても仕方ないのでその考えを俺達は思考の隅に追いやり
日課の運動をするのであった……




