昔働いていた会社03(運送屋編)
俺は家で寝込んでいた。
酔って喧嘩になり、
マウントを取られた俺は、
顔面骨折して発熱…
その顔でコピーセンターへ赴き、
「すいやせん専務…あっしこの仕事向いてないでやんすから、辞めさせて欲しいでやんす。」
「待って!絶対理由違うよね?とりあえず怪我治るまで休んで良いから!それから話をしよう!」
…すいません。専務の話し合いをスルーして社長夫人に退職すると伝えてバックれました。
そんな俺が次に選んだ仕事は、
運送屋の運転手である。
理由は単純!稼げると聞いたから。
あと圧倒的な腕力も欲しかった。
俺はこの時ガリガリだったのである。
で、先走った俺はお世話になっていたバイク屋に頼んで、
イギリスからトライアンフヘラルドなるオープンカーを輸入して貰う事に。
しかし!うかうかしている内に、
スイスの親父が時差の関係で先に購入してしまったとの事。
俺は仕方なく、第二希望のカルマンギアを購入。
でも大丈夫!トラック運転手は稼げるから!
そう考えていた時期が俺にもありました。
そんな簡単ではないよな。
朝は早い!夜は遅い!
給料は…コピーセンターよりは良かった。
でも考えていた給料よりは10万円安かったです。
先輩に「お前、稼ぎたいならまだ佐川の方がマシだぞ?仕事楽だし!」
「佐川の…方が…楽なん…ですか?」
「ああ!うちはマジで倍はキツイ!」
本当でした。
かなり猛烈にキツイ仕事内容を、
精鋭たちが一生懸命こなしていたおかげで、
俺含めてこの時の人たちがかなり辞めて、
当時受けていた業務が出来なくなったそうです。
ただね、この会社、かなり面倒見が良く、
みんな優しくてフレンドリー。
従業員のほとんどが元ヤンキーかそれに準ずる者だったのはまあ仕方ないですが。
どこぞの団体から裏なんちゃらを買わされたり、
某団体の構成員と知り合いになったり、
構成員に勧誘されたりと…
そこら辺は大変でした。
あと1番困ったのは、
皆さん風俗が大好きで、
毎回俺を連れて行こうとする事でした。
忘年会帰りにトラックに乗り込んで、
風俗店の前に会社のトラックを数台縦列して先輩方はお楽しみだったそうです。
そんな先輩たちですが、
仕事は早い!誰かが積むのが終わると、
他の人の積み込みを全員で助ける。
才数計算(4トンだと確か平均400才だから、それをどうに上手く積むかの計算ね。)も早い。
しごできのオッサン、にいさんばかりでした。
面白い仕事場でしたが…
腰をやってしまいましてね。
あっけなくリタイアしました。
10年くらい前までは年賀状の交換をしていましたが、
社長が亡くなったのを機に連絡しなくなりました。
兄貴分が俺の足用車に乗って行方不明になったり、
先輩が女性と行方不明になったり、
面白い会社でした。
車は数ヶ月後に無事帰って来ました。
行方不明になった兄貴分は、
ソープランドの店長になっていまして、
ベンツ乗ってました。
「タダ!ごめんな!てへ!」
と言われたので許しました。
そして退職した俺はまたもやプー太郎になるのです。




