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変異種殲滅戦1

 最近、色々と書き方を模索しているので、文章の構成がチグハグになっているかもしれません……。

 後、最近忙しいので量が少なくなっています。

 ごめんなさい!

「とりあえずここを拠点としよう」


 ギルドマスターの号令で皆が足を止める。

 

 今、西の森の手前にいる。どうやら、ここに仮設テントみたいなのを建てて司令塔にするらしい。

 この森は街からあまり離れていないし冒険者ギルドを拠点にしても良いんじゃ?とも思ったけれど、近くの冒険者に聞いたところ、ギルドマスターは自分だけ安全な所に居るような人では無いらしい。

 

 カリスマ性がたけぇっ!


 それを教えてくれた冒険者の人も、説明の間ギルドマスターに熱い視線を送りながらだった。……ホモじゃないよな?


 とまあ、そんなわけで拠点を建てるのだが、どうやらアイテムボックスと同じ効果を持つ道具を持っているらしく、ギルドの職員が建築材料を出していた。

 建物をそのまま出せないのはアイテム袋(仮)から取り出せるサイズに制限でもあるのだろうか?

 一応、建築材料はある程度組み上がっている物ばかりで、材料というよりは部品と呼ぶような物ばかりだが。

 

 ちなみに、そのアイテム袋は2つあるらしいので、俺は重量制限か何かの容量制限があると見ている。








 建物を建てるのは結構直ぐに終わった。

 そもそも、拠点と言っても一辺4メートル位の布の屋根を取り付けて、その下に机やら椅子を置く程度だ。10分くらいしかかからなかった。


 ギルド職員ではなく冒険者が建てるのだが、主に冒険者自体が新人の俺達や、Cランクに上がったばかりの人達が、雑用の一切をやらされた。

 ちなみに、俺達は3人共フードを深くまで被っていたので、低い身長(俺とミューナ)に注目は浴びたが顔を見られなかったからその程度ですんだ。

 何か気を付けることがナルシストな事だから嫌だなぁ。

 前世では考えもしなかった……。


 拠点の組み立てが終わったのを確認したギルドマスターが演説を始める。


「準備が出来たようだな……。

 今から戦闘を開始するわけだが、ある程度の作戦だが森に入る際、出来るだけ森を包囲するようにしてから進んでもらう。後は森の奥地に向かって進むわけだがそこまでの過程は基本お前達に一任する。

 それでだ、今回の任務は魔物の集落を壊滅させたりするわけてはなく、あくまでも変異種供の殲滅・・だ。

 なので、今回は遊撃に回ってもらうパーティーもある。そこら辺は気をつけてくれ。

 なお、遊撃に回ってもらうパーティーにはギルド職員が事前に話してあるので各自そこら辺は把握しておいてくれ。

 話は以上だ…………戦闘開始!」


 いきなりの戦闘開始宣言かい!と思って周りを見ると、冒険者達が森の方へと歩いていく。


 時代劇みたいに一斉に突撃するのかと思ったが、そうでは無いらしい。

 まあ、当たり前だ。森なんかで各自思い思いに突撃したところで奇襲を受けたり孤立したりしてデッドエンドが落ちだろう。


 冒険者は騎士のような統率力は無いけれど、各自がその場その場で最適な行動をとるから自然と全体と連携がとれるのだと思う。


「俺達も行くか」

「はい!」

「んー!」


 そろそろ俺達も動かないとギルドマスターに文句を言われそうだ。

 実際、背中にプレッシャーを感じる。


「あの辺りから入るのはどうでしょうか?」


 GJヘリス!丁度ヘリスの指差した方向は探索が進んでいるようなのでさっさと入って見つからない所で探索していよう。


「よし、そこから入ろう」


 俺達が森に向かい始めたところで背後から感じていたプレッシャーが消えた。


「こ、怖かったです……」

「うぅ……」


 二人も気づいていたようだ。


 俺達以外の遊撃係は、他の冒険者と一緒にさっさと森の中に入ってしまったので、実質的に森の外の冒険者は俺達しかいない。

 ――そりゃ怒られるわ。






 森に入って暫く歩いているが、他の冒険者はたまに見つかるものの、まだ魔物は見つからないようだ。


「今のうちに森の奥に進んでおきましょう」


 ヘリスの指示に従ってどんどん奥に入っていく。


「あれは……ゴブリン、変異種ですね」


 ヘリスが敵を見つけたらしく、茂みの隠れる。


 俺とミューナも続いて隠れてからヘリスの目線の先を見てみると、確かにゴブリンが2体いた。変異種のゴブリンは前に見たことがあるので、鑑定眼で見てみると、相変わらずスキルは分からないが、ステータスと名前等は見れた。

 

 これは便利だ。少なくとも、ゴブリン変異種がどのステータスが高くなっているのかが分かる。


 まず、杖を持っているゴブリンはステータスが高く無いのでスキルが高いと思う。

 レアスキル持ちは厄介だ。

 もう1匹のボロボロの斧を持っているゴブリンは魔力が高い。


「アホか!」


 しまった!思わず叫んでしまった!

 

「(どうしたんですか!?)」

「(どしたー?)」


ヘリスとミューナが小声で心配してくれる。幸いゴブリンには気づかれていないようだった。


「あの杖を持っている方は多分特殊なスキル持ちだ。でも、厄介だがミューナの戦力強化にはつながるはずだ」

「やはり魔法系のスキルでしょうか?」

「だろうな……」

「もう1匹はさしずめ筋力が高いとかでしょうか?」

「マッチョかー?」


 やっぱりそう思うよねー。


「魔力が高い」

「え?」

「ほぇ?」

「あいつ……魔力が高いのに斧を装備してるんだよ」

「それは……」


 きっとあのゴブリンは武器を入手した時、味方に1本しかなかった杖をあげて、自分は不馴れな斧で武器を代用していたんだろう。

 きっとそうに違いない。


 心なしか、斧を持っているゴブリンの顔が疲労困憊気味に見える。

 

「ゴブリンの兄貴、お命頂戴します!」

大丈夫(ですか)?」


 二人が何か言っているが気にしない。


「行くぞ!」


 俺達は一斉に茂みから飛び出る。ゴブリンは驚いていたが……驚いたままだ。


「よ、よし!相手が油断している内に倒すぞ!」


 とりあえず俺は魔導銃で杖を持ったゴブリンを狙撃する。


「ぎぎぃいっ!」


 しまった。全然練習していなかったからゴブリンの肩を貫通しただけだった。

 そこでやっとゴブリン兄貴が混乱から復活するが、時既に遅し、ミューナが大剣を降り下ろす。


 グシャァッ


 ミューナの大剣の腹でゴブリン兄貴の頭が陥没する。


「ミューナ。それ、叩くやつじゃなくて斬るやつ……」

「うん!」  


 気分が高揚してるせいか、話を流された。


「とりあえずっと……」


 杖を持ったゴブリンは痛みで集中出来ないから魔法を使えないはずだ。

 後はサクッと倒せば戦闘終了だ。


「ゴブリン兄貴には悪いが死んでもら……え?」


 杖を持ったゴブリンは杖を武器のように構える。まあ、魔法が使えない以上最善の選択ではあると思うが……何だか元からこの闘いのような気がする。気のせいか?

 

「ウォーターボール」


ヘリスがタイミング良く魔法を放ってくれる。ヘリスの放った水の球体が、ゴブリンに当たる寸前に、俺は原初魔法を使ってゴブリンとの距離を半分程詰め、魔導銃を頭めがけて撃つ。 


「ブギィッ!」


 今度はちゃんと当たったようだ。ゴブリンの頭には指一本通るくらいの穴が空いている。 

 そこから血や、脳髄らしき物を撒き散らしながらゴブリンは倒れた。


「ふぅ、終わったぁ……」


 直ぐに俺達はゴブリンの死体を処理し始める。

 ミューナはスキルを食べるためにゴブリンの所に行く。


「何が取れた?」

「杖の方は力がドバーッってなるやつで、斧の方は取れなかった!」

「え?取れないとかあるのか!?」


 ミューナを鑑定してみると、確かに『身体強化Lv2』が追加されていたが、他に追加されているスキルは無かった。


 そんな事もあるのか……。

 

 というかどういう事だ!何で杖持っているゴブリンが身体強化覚えてるんだよ!

 普通、魔力の高い方が杖で、身体強化覚えてる方が斧だろうに……。

 ゴブリンってここまでアホなのか……?ゴブリンの兄貴はただのアホだったのか。

 はぁ……。


 とりあえず、ヘリスに許可を貰ってから、ゴブリン2匹をptに変換してみる。

 意外な事に合計6ptになった。一応、証明部位は取った後だ。


 「次行くか」

 

 そろそろ戦闘音を聞きつけて冒険者達も来るだろう。バレない内にさっさと奥の方に行きたい。

 戦闘中はフードをはずすから、俺達が子供だということがバレてしまう。そうなれば普通、子供がCランク冒険者なんてあり得ないから保護されて強制送還される。

 ギルドマスターが庇ってくれるだろうが何かネチネチ言われそうだ。

 流石にそれは嫌だしな……。


 俺達は早足でその場を後にした。

 夏休み中は更新が不定期になりそうです。

 それでも、止める事は無いのでこれからも宜しくお願いします!

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