88 商会との契約?(ミコト視点)
どうぞよろしくお願いします。
連休今日で終わりですねー。
明日からまた基本一日一投稿で頑張ります!
これからもどうぞよろしくお願いします。
とりあえず、明日、10時前にホークはディーを連れて魔法塔に来るという。
一緒に話を聞いてみたいそうだ。
メグミ様がホークがギルドの方に帰ると聞いて、ギルドに手紙を届けて欲しいと頼み、ホークは先に帰って行った。
「クラークにも参加してもらった方がいいかもと思って知らせたの」
「はい!
商会との契約とか全くわからないので、教えて頂けると助かります」
私は収納からアイスクリームを出した。
キリコさんとメグミ様に食べてもらうことにして、私はエドガーを見た。
「エドガーと全然話ができなくて……。
今、部屋で話をしてきてもいいですか?」
「どうぞ!」
メグミ様に許可は取った!
私はエドガーと一緒に私の借りてる部屋へ!
ベッドに座ってライカンと話したことなど話す。
ライカンはシアとは話をしたそうで、シアは一度シーザー王国に行き、リンデウム伯爵家のその後をしっかり見届けたいということだ。
「何か、周囲に迷惑を掛けていないか、気にしてるようだ」
「そうか……、離れたとはいえ、御両親が大切にされていた家名だろうからね……」
「それからシドのこと、OKしてくれた。
協力者が多い方がいいし、シドが協力まで行かなくてもイサクのことを見逃してくれるというか報告しないというだけでもいいだろうと」
「そうだね。
イサクさんのこと、言いつけないでもらえるとありがたいね。
いつ、話す?
明日は、午前中はアイスクリームの話し合いか!?
午後?」
「俺もライカンも朝からこっちに来るよ」
「行ったり来たり……、大変だね」
私はエドガーに抱きついた。
「一緒に早く住みたいけど、みんなのこれからもあるからね。
あんまり急がないにしろ……。
エドガーが大変で、ごめんね」
「ミコト……」
ぎゅっと抱きしめてくれるエドガー。
「……そういえば、エドガーって、女の人とお付き合いしたことなかったの?」
「え?」
「シアが教えてくれた。
『エスタ』の女の子に声を掛けられても、そういうことはしなかったって」
「あー、まあね。
そういう女の子の弱味というか……、そんな状態での好きとかそういう感情は正常な判断だとは思えなかったし。
それに……」
エドガーは私を見た。
「トラブルなく仕事を、母とイサクのためにっていう気持ちもあった。
ミコトが来てからは、ミコトを守りたかったし」
「私を?」
「ああ、守りたいものがあると、トラブルになりそうなことは回避しようって思うだろ?」
「トラブル回避ね」
「うん、でも、その気持ちというか心掛けのおかげで、俺は今、一番大切なものを自分の手にすることができて、幸せだよ」
「ふふっ、エドガーは私とはトラブルになっても良いって思ってくれたんだ」
「なんだよ、それ。
ミコトに対しては弱味に付け込むようなことはしてないだろ。
そうだな。ミコトを助ける、守るためならどんなトラブルでも……。
まあ、できるだけ回避したいけどね」
私をエドガーは笑い合ってから、キスしようと顔を近づけたら、ドアが開く音と風圧に飛び上がった。
「これ! すごくいい出来じゃない!!」とミコトさん。
「おいしいわ! 氷菓の革命よ!!」とキリコさん。
私とエドガーはびっくりした顔で「「はい……」」と返事するしかできなかった。
エドガーはその後、「では明日に!」って帰って行った。
あ、ホークの最初のお祝いのこと、また聞くの忘れた。
私達は魔法塔の施設の方の客間で、ロバートさんとオルガ商会の副会長のトワさんと向かい合っていた。
トワさんは30代半ばくらいの女性だ。オルガ商会の三代目商会長の奥様だそう。
三代目でもまだまだ中堅商会とか言われちゃうらしい。
私はクラーク様に食べてもらうために朝一でアイスクリームを作ったので、それをみんなに振舞っていた。
「これは……!」
クラーク様が一口食べて、目を見張る。
ザイマさんもびっくりした顔をしていた。
そうなんだ、ザイマさんもまだ食べたことなかったしね。
ケリーさんが興奮したように言った。
「これは!! おいしいです!
ああ、あのミコトの映像の!!
これは、本当においしい!!」
そう、なぜかキリコさんがケリーさんも連れて来てた。たぶん、アイスクリーム食べさせたかったんだろう。
「あの映像のはソフトクリームと言って、もう少し柔らかめに作ってある感じなんですけど、これはアイスクリーム。
カップに詰めて冷やして運べば、お店や出店などでも売ることができると思います。
私の説明にトワさんが頷き、興奮を抑えきれない口調で言った。
「はい、製造と販売を、ぜひオルガ商会にお任せいただけないでしょうか!
オルガ商会は食材や食器など食に関することに関わる事業展開をしている商会です!
高級レストランやホテルとの提携もしています。
そこでもデザート、新しい氷菓として扱わせて頂けたら、爆発的な人気になると思います!!」
「いや、でも、そうすると、普通の子ども達が食べられない高級な食べ物になっちまう!
ミコト!
俺はこれを、街中で子ども達がお小遣いで食べられる物として売りたい!!」
ホークが慌てて必死な感じで私に訴えてくる。
うーん、ホークの言うこともわかるんだよね。
ホークとディーは『もし、自分達に任せてもらえたら』っていう案をしっかり作って神に書いてきてくれていた。
たぶん、ディーの方がこういうのしっかりしてんだろな。
「ミコト、ギルドとしてもこれは慎重に取り扱いたいと思う」
クラーク様にまで言われてしまい……。
どうすればいいのか!?
私がすっごく困った顔をしたからだろう……。
メグミ様が提案してくれた。
「商会を立ち上げるのは?」
トワさんが頷いた。
「はい、いいと思います。
商会同士の契約の方が私どもも安心です」
商会……。会社ってことだよね?
メグミ様がまた言ってくれる。
「実は前から、異世界の食材や料理のレシピをなんとかしたいと思っていて。
魔法塔での研究でもあるから、どうしていこうかとは話をしていたの。
今回のミコトのアイスクリームは魔法塔の研究は一切関わっていないから、やりやすいわよね。
まずアイスクリームの商会を立ち上げて……、その後にうまくいくようなら、魔法塔の窓口になってくれたらうれしいわ」
え?
将来的に魔法塔のお抱えの商会みたいな感じ?
ギルドの方でも何か期待していることがあるみたいで、ギルドと魔法塔が全面的にバックアップしてくれる話になり、どんどん商会を作る話になっていく!?
え?
商会となると商人のやり方をよく知っている詳しい人が必要で……。
ディーは宿屋の息子だから、少しはわかるかな?
でも、お店的なことはわかりそうだけど、商会となるとどうだろう?
しかも、首都でだよ!?
トワさんがロバートさんを見た。
「よろしければ、こちらのロバートを出向という形で使って頂ければ!」
「えっ!
それはすごく助かりますが、ロバートさんは!?」
ロバートさんは大きく頷き、明るく言った。
「新規の商会立ち上げのお手伝い!!
楽しみです。
それにオルガ商会との繋がりを大切にするという話ですから、私にとってもいい話です!」
そ、そうなの?
ま、こちらがどうなってもロバートさんはオルガ商会に戻ることもできるから、迷惑ではないか。
というわけで、ディーとホークを中心にアイスクリームの権利と販売を扱う商会を立ち上げることになった。
ロバートさんがコンサルタントみたいな感じで、書類や手続き、どのようにオルガ商会と契約するかなどのお手伝いをしてくれることになる。
クラーク様からも、ギルドの方から、人を入れて欲しいと。
ギルドとしては、アイスクリームのレシピを守ることで、冒険者として働けなくなった人への雇用を作り出すという心積もりもあったよう。
まず、ギルドに商人としても登録し、商会を立ち上げることに。
「商会長は誰にする?
ミコト?」
ホークの言葉に私は首を振った。
えーと……、ライカンを見る。
「ライカン……、シアはどうかな?」
「シア?」
「うん、シア、しっかりしていて、書類も読めるし、お店の切り盛りとかうまそうじゃない?
ほら、水魔法使えるから、氷を出してアイスクリームも作れるよ。
それでその下の実働部隊というか、そういう人のことなんて言うの?
それをディーとホークにお願いしたい。
ロバートさん、どうだろ?」
読んで下さり、ありがとうございます。




