第百三節 正体
前回のあらすじ
三人のメイド達と戦闘することになった。
しかし、いまいち俺達側は連携が上手くいかない。
≪武決一位≫との戦闘、それが心配になってしまいそうです。
「しょうがない! えっ、と。君の名前は?」
「餅煙秋だ。生徒会長!」
「よし、秋さんこっちに!」
「いちゃつくなぁあああ‼」
ええ? 世良がなんか攻撃してきたんだけどぉお?
「お前、敵か味方かどっちなんだよぉおおおお!」
「こらぁ三人とも! 今はそれどころじゃ――」
「隙あり! 定移‼」
争っていた俺達は簡単に元序決三位に触られてしまったよ。
歪む空間、俺の見ている風景がグニャグニャと歪んでいく!
やはり、刀を簡単に奪われたのは失敗だった。『鬼丸国綱』があれば簡単に対抗出来ていたかもしれないのに。
「く、ここは」
地面に膝をつく。見た感じどこかの教室らしい。でも、俺が知っている教室の広さより三倍くらい広い。
周りを見渡していたら、目の前に始めぼんやりとしていて、そのあとどんどん強くなる光が空中に出現する、その光から生まれ落ちるように根本の体を操っている――、
いや、
「流石、元『序決三位』だった人だ。彼女に勝つなんてすごいじゃないですか。根本、いや、根本のお母さんですよね?」
そういったら、根本のお母さんだと思われる女性はかなりビックリしていたよ。
「ええ、どうして~? どうして気付いたの~!」
「初めて会った時、根本さんですと自己紹介されていたじゃないですか。それにここまで大きな事件があったのに、根本さんに取り付いている誰かは部外者とは思えない。関係者、それも根本の雰囲気を持っている人物といったら、母親か父親しかないと思って」
「うんうん、それでそれで。気づいたのはそれだけかな~?」
「……、最低でもあと一人、根本さんの【人格操作】の力でとりつかせている人がいますね?」
「うんうん、誰だと思う?」
「いえ、さすがに。そこまでです」
本当は少しこの人かもと思っている人がいるが、頭の奥底で否定していた。
どうしても、イメージがわかないんだ。
その人のイメージでは、いつも優しく見守ってくれる、安心する女性で決して戦いの渦中に巻き込まれない人のはずなんだ。
「ちぇ、私がバレたんだから、もう一人もバレていると思ったのに、つまんないな~。よ~しヒントを上げよう! もう一人の力によって私と根本はこんなことが出来ている。この関係のおかげでトリプルスキルというお互いの超能力を使うことが出来るんだよ~」
「トリプルスキル、って! その人は俺よりも強いんじゃないですか!」
「もちろん強いよ~。だって、彼女は九次元に一番ちか――。おっと、ここまでだね。どうやら連れが来たようだよ~」
連れと言った後、光が人の姿をかたどりながら誰かをここに出現させる。
「うううう、いたい。は、どこよここ⁉」
「世良‼ お前もここに飛ばされてきたのか?」
「丈‼ もう、ほんとアンタたちのせいでめんどくさいことになっちゃったじゃない! どうしてくれるの特に、アンタは助っ人でしょ!」
それはこっちのセリフなんだが、と声を大にして言いたいよ。
「さてさて~君達を選んだのはメイド達をこれから引っ張っていく者として相応しい人だから~ここはメイドの中にいる超能力者がもともとの空間を広げてひろ~くしているから本気出してくれていいよ~片付けも簡単だからね~」
「ふん‼ 返り討ちにしてやるわ‼」
あ、これさっきも見たことある、ような。
「待て待て! 世良少し落ち着けよ、な? これは訓練みたいなものなんだ本気で殺しあうなよ?」
「うるさい‼ 丈のそばでお目付け役に相応しいのは姉様に認められている私なんだから、絶対なの!」
根本的にわかっちゃいませんよ。
だれも怪我しませんように、がく。
こんにちは、イイタチイリュウです。
カクヨムの方には載せたのですが火曜日と、土曜日は少し時間がズレる可能性があります。
本当に申し訳ございません。
ズレてもしっかり載せていくので、もしよかったら見ていってください!




