↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
残春はさ迷える子羊達のコンチェルト  作者: Mr.M
第5楽章 そして誰もいなくなった

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
53/114

第53話 そして2人だけになった 0時

遊戯室の柱時計が

ボーンボーンと0時を告げた。


「とりあえず。

 話は終わったな。

 俺は一度部屋に戻るぜ」

西岡は大きく背伸びをしてから

部屋を出ていった。

ドアを閉める時に、

「そこのおばさんと

 拳銃の管理はしっかり頼むぜ」

と念を押すことも忘れなかった。

僕の目は自然と、

ビリヤード台の上の

禍々しい物を捉えた。

本当にこれでいいのだろうか。

微かな不安が、

僕の心に影を落としていた。


「じゃあ。

 アタシ達も行きましょうか」

菅野は立ち上がると、

壁際で小さく蹲っている

六条に呼びかけた。

「2階に上がるのも面倒だし、

 アタシの部屋の隣が空いたから、

 そこでいいわよね」

そして。

六条を立たせると、

その背中を乱暴に押した。

六条は

「い、痛いです・・」

と顔をしかめつつも、

素直に従っていた。

菅野はドアの前で一度立ち止まると、

振り向いた。

「厨房から包丁を1本借りていくわ。

 誰とは言わないけど。

 アタシを殺しに来る時は、

 覚悟してね」

そう宣言して、

部屋を出ていった。


「最近の若い娘は、

 皆あんなに気が強いのか」

宮崎が呆れたように煙を吐き出した。

「どうしますか?」

僕は宮崎と佐藤の表情を窺った。

宮崎が大きな欠伸をして立ち上がった。

「儂も部屋に戻って、

 シャワーを浴びるとするか。

 鈴木くん。

 くれぐれも拳銃の管理は頼んだぞ」

そう言い残して、

部屋から出ていった。


そして2人だけになった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。