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第36話 身体検査
遊戯室の柱時計が
コツコツコツと時を刻んでいた。
部屋で寝ていた西岡を起こして、
半ば強引に遊戯室へ連れてくると、
僕達は男女に別れて
身体検査をした。
結果。
キッチンバサミは
誰からも出てこなかった。
「無駄骨だったな・・」
西岡は目を擦りながら、
大きな欠伸をした。
「お嬢ちゃんの
思い違いじゃないのか?
そもそも。
キッチンバサミの数なんて、
覚えてないだろう?
もしかしたら。
初めから1か所だけ
スペースが空いていた可能性も
あるんじゃないか?」
宮崎はそう言って、
溜息を吐いた。
「そう・・ですね。
そう言われると。
自信がありません・・。
収納スペースが
1つ空いていたので、
つい、
なくなったと考えてしまいました。
皆さん、
お騒がせをしてすみません」
佐藤は申し訳なさそうに頭を下げた。
「ねぇ、
まだ調べてない所があるわよ」
ふいに。
菅野が口を開いた。




