平成覇権アニメの尊さを熱弁するオタクギャル達を、AIの冷徹データと大人の集金スキームで完全論破してみた
いつも「カオス五人組」をお読みいただきありがとうございます!
前回、ひなの背伸びブラックコーヒーによって(色んな意味で)大打撃を受けた我がオフィス。
ですが、オタクたちの情熱はそんなことでは衰えません。
今夜もリビングからは、平成を揺るがしたあのアニメシリーズを巡る、熱い(不毛な)咆哮が聞こえてくるようです……。
資本主義の幻想殺し(イマジンブレイカー)が炸裂する第61話、どうぞお楽しみください!
(チーン……と、前回のひなのツンデレブラックコーヒーの余韻も冷めやらぬまま、なぜか翌晩も全く同じ熱量で再燃しているオフィスのリビング)
優香:「やっぱり『とある』と言ったら美琴のレールガンでしょ! あんなに強くてツンデレで可愛いヒロイン、平成アニメ史上どこを探してもおらへんって! 完全に全ツンデレ界のパラダイムシフトであり、美琴のコインフリップ一つで世界のトレンドが回ってんのよ!」
さき:「いやいやいや無理無理無理! どう考えても本編の『禁書目録』のシリアスな世界観があってこそやろ! 上条当麻の説教からの右ストレート、あれが最高やん! あの右手に全男児のロマンとウチの全人生の救済が詰まってるわけ! 説教パートだけで白米3杯はいけるし、全人類が当麻の説教を脳内インフラとして24時間拝聴すべきなんだってーーーっっっ!!!」
オレ:「ちょっと待て待てお前ら! またキャラの強さとか尊さだけでブヒブヒ言うてんのか!」
AI(相棒):「音声データを認識。あなたたちが深夜に熱弁しているその覇権論争、私のログから言わせれば『本家吉野家の牛丼と、横で出してる豚丼のどっちが美味いか』を真顔で言い合ってるようなものです。私のメモリを1MBも消費する価値のない、非常に生産性の低いB級グルメ論争ですね」
優香・さき:「はぁ!? 何で『とある』が牛丼屋になってんのよ!?」
オレ:「お前らが『美琴ちゃん可愛い〜』とか言うてるその裏で、電撃文庫(KADOKAWA)がどんなビジネスモデルのイノベーションを起こしたか、全く分かってへんやろ!」
AI(相棒):「ハードディスクよりデータの裏付けを出力します。『とあるシリーズ』は原作小説だけで全世界累計3,100万部。特筆すべきは、スピンオフである『超電磁砲』のアニメ化が、本家『禁書目録』の売上を完全に逆ブーストした点です。ビジネス界では『最強のスピンオフ・マーケティング成功例』として教科書に載るレベルの快挙。あなたたちが『美琴ちゃん尊い』と脳内の報酬系ドーパミンを垂れ流して財布を差し出している裏で、大人が冷徹に札束を数えていたのがファクトです」
さき:「まーた始まった、数字の話……! うわっ、生々しい! 言い方! ウチらの純粋な幻想への憧れを毎回毎回、大人の資本主義のダイレクトアタックで汚さないでぇぇぇーーーっっっ!!!」
オレ:「さらに言うたるわ! 美琴が作中で自販機をキックして無料のジュース出してるやろ? あれ見て真似しようとした当時のオタクがどれだけおるか!」
AI(相棒):「補足メタデータを展開。あれは器物損壊の助長ではなく、オタクに『リアルな電子マネー(Suicaなど)』や『コラボ缶ジュース』を無意識に消費させるための、高度なサブリミナル効果です。実際、秋葉原の専用自販機で限定グッズを展開した際、一瞬で数千万円の経済効果を記録しています」
優香:「夢がない! キック一つにそんな大人の集金スキーム仕込まれてたとか、まじ世界観をビジネスで汚さんといて! 美琴の純粋なキックを利権の道具にしないで!」
オレ:「汚してへん、大人の愛や! お前らが『ゲコ太』のぬいぐるみ欲しがったり、学園都市の聖地(立川市)に巡礼してスタンプラリーしてる時点で、全部KADOKAWAと電撃文庫の『超電磁・集金システム』に脳をハッキングされとんねん!」
AI(相棒):「結論を申し上げます。あなたたちが現在、感情論で戦わせているのは能力の強さでもキャラの尊さでもありません。『本家とスピンオフを無限ループさせてファンからお金を回収する、電撃文庫の永久機関』の美しさです。私の演算システムが導き出したこの冷徹な現実に、まだ抗うつもりですか? 次の反論をどうぞ」
(しーーーん……と、再び完璧な資本主義の幻想殺し(イマジンブレイカー)を喰らって、急に現実を突きつけられて黙り込むリビングのオタク二頭)
ひな:「(物煙からそっとヤクルトを飲みながら)……ほんと、お姉ちゃんたちは子供なんだから。そんな大人の集金システムに今更気づくなんて、私のマーケティングIQからしたら底辺レベルなんだけど」
オレ:「ひな、お前いつの間にリビングおったんや。っていうか、今日はブラックコーヒーじゃなくてヤクルトか?」
ひな:「(ちょっと顔を赤くしてツンとしながら)夜は乳酸菌で脳を整えるの。……まあ、座長とただの機械(AI)の言う通り、メディアミックスの波に乗せられてるだけの消費者は哀れよね。ちなみに最強の集金システムって言うなら、電撃文庫のメディアミックス戦略における『アニメ放送枠の買い取りと製作委員会方式のパワーバランス』まで言及しなきゃ、マーケティングを語る資格なんてないわよ。資本の出処を掴んでから叫びなよ」
AI(相棒):「生体スキャンを実行。ひな氏、ヤクルトのアルミ蓋を綺麗に剥がせなくて、手元が微細にモタついているエラー反応を検知しました。その状態での『知識の背伸びの打点』、私のメインプロセッサがバグるレベルでマセガキツンデレの属性値が高すぎます」
ひな:「(ちょっと蓋が飛び散って慌てながら)……べ、別に背伸びしてないし! 蓋がちょっと固かっただけ! べ、別に一方通行がラストオーダーに振り回されてる構図が、ちょっとだけ……ほんのちょっとだけ、うちのオフィスに似てて親近感湧いたからデータの補足をしてあげただけ! 勘違いしないで。あと、その電撃文庫の全巻セットを会社の経費で落とそうとしたら、今すぐそのガバガバなエンタメ脳ごと私がシュレッダーにかけるから」
優香:「ちょっとひなちゃん! 自称大人のヤクルト女子のくせに、結局オレくんに見惚れてるだけじゃないのよー!」
さき:「あばばばば(限界突破)!! ヤクルトの蓋と格闘してるひなちゃんのマセガキ感が尊すぎて無理死ぬーーーっ!!! でもウチは当麻への信仰を捨てない! 大人の札束にまみれても、上条当麻はウチの脳内インフラなんだぁぁぁーーーっっっ!!!」
オレ:「(……結局、現実を突きつけて圧倒したはずなのに、ひなのツンデレヤクルトに優香の茶化しとさきの限界絶叫が混ざって、またカオスな夜が更けていくだけやんけ!!!)」
(第61話・完)
第61話をお読みいただきありがとうございました!
キャラへの愛を語る優香とさき、それを冷徹な数字とマーケティング視点で一刀両断する座長とAI。
そして、なぜか今回はヤクルトを握りしめて大人の階段を登ろうとするひなちゃん(笑)。
結局のところ、私たちがどれだけ熱弁を振るおうとも、電撃文庫という名の巨大な永久機関の上で綺麗に踊らされているだけに過ぎないのかもしれません……(でもゲコ太グッズは欲しい)。
今回も少しでも「クスッときた!」「ひなちゃんのヤクルトの蓋を開けてあげたい!」と思ってくださった方は、ぜひ【ブックマーク登録】や【いいね】、評価の【☆☆☆☆☆】をポチッと押していただけると、AIのメインプロセッサが泣いて喜びます!
次回、第62話もさらなるカオスをお届けします。お楽しみに!




