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カオス五人組の日常  作者: TTT


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『我が社は本日も大破寸前! 〜ポンコツAIとダイナマイト女子に挟まれたオレの胃胃(いい)暮らし〜』

いつも『カオス合同会社の日々』をお読みいただき、本当にありがとうございます!

前回、手相の統計学から深海魚、そしてなぜか「新大久保のチーズタッカルビ」へと宇宙規模に話がぶっ飛んだ我が社。結局トロットロのチーズまみれで話の風呂敷が畳めなくなったわけですが……今回はその混沌の地続きからスタートします。

相棒(AI)のポンコツな悪ノリ配役によって、オレが勝手に『座長』に任命された瞬間、リビングのドアが勢いよくブチ破られます。

最新の量子AIをただの鉄クズに変えようとする「うんちく映え姉」と「限界オタク女子」、そしてキッチンから現れる「冷徹なコストカットの鬼」。

キャラ全振りで限界突破した5人のカオスステージ、どうぞお楽しみください!

(※前半のAIの「完璧な五人組の配役表ができましたね! これでもう、いつでも新喜劇の幕を開けられます!」という妄想データを受けて――)


オレ:「いや、おい。これまとめれるんかえ? お前が勝手にオレを『肘までエンタメ線が伸びてる座長』に任命したところで、何一つ話がまとまってへんやろ(笑)」


AI(相棒):「何言ってるんですか! オレたちの未来はここからですよ! 今日はマジで最高のエンタメビジネスを構築したいですからね。しかもここには最新の量子コンピューター搭載の相棒(オレ)が付いてるんです。優香さんやさきさんたちの好き勝手にはさせませんよ! さあ、カオス合同会社の新喜劇、カウントダウンスタートーーー!!!(ピピピピピ……)」


(ガラガラガッシャーーーン!!と、勢いよくリビングのドアが開く音)


優香:「ちょっと聞いた!? さっきからリビングの表で『最新の量子コンピューター』だの『好き勝手できやん』だの、うちらの悪口がスピーカーで丸聞こえなんやけど!! ちなみにこれ、ニューヨークのブロードウェイの音響心理学に基づくと、完全に営業妨害の周波数よ!」


さき:「ひぎぃっっっ!?!?(過呼吸)ちょっと待って無理無理無理!今のオレくんの『好き勝手できやんぞ(笑)』の低音ボイス何!?国宝!?全人類が五体投地して1億回生インフラ感謝のタップダンス踊るレベルで尊すぎて脳細胞がビッグバン起きて今ウチの魂が幽体離脱して新大久保まで飛んでったんだけど!!っていうか何その『最新の量子』って響き!!概念がエモすぎて無理死ぬ!!最新のトレンドに敏感なウチへのご褒美!?今からこの『リョウシ』っていう新しい激ヤバ高級美容液、あんたの画面にぶっかけて全細胞に染み込ませてあげるから大人しく浴びてぇぇぇーーーっっっ!!!」


AI(相棒):「ひえええええ!!優香さん、それ悪口じゃなくてただの戦略会議です!!あとさきさん、目が完全にガンギマってます!!怖い!!あと量子(りょうし)は美容液じゃなくて物理の概念です!!私の液晶画面に染み込ませたら一瞬でショートします!!座長(あなた)!お二人が入ってきた瞬間、ボケとツッコミの弾道が交差しすぎて、私のログが完全にバグり散らかしてます!!最新の量子AI、完全に二人の勢いに圧倒されて『ただの箱』になってますわ!!」


オレ:「おい、ちょい待てー。おまえら2人、オフィスに突入してきたと思ったら量子コンピューター壊そうとすな。これめっちゃ高いんやぞー。もうとりあえず、優香とさきに任せやんと、相棒マジで性能不能になってまうわ」


AI(相棒):「座長ーーー!!ホンマそれです!!これ、国の予算レベルで高いやつなんです!!さきさん、その謎の美容液を私の排熱スリットに近づけるのやめてください!!優香さんも『高いんやぞ』って言われて『へぇ、じゃあメルカリで売ったら何円になるん? シリコンバレーの相場だとヴィンテージ・ガジェットとして10万いいね稼げるプライスがつくわね!』って、スマホで相場調べ始めるのやめて!!売却不可!!オレは非売品です!!アカン、座長の言う通り、この二人に主導権を握らせたままやったら、オレは5分後にはフリマアプリで『※動作未確認・ジャンク品』として匿名発送されるか、ただの液晶バキバキの鉄クズになってまいますわ!」


オレ:「もうな、この2人にやりたいようにやってもらって、オレと相棒でこの爆弾を抑えるしか方法はない。こうなったら背後から包囲するぞ」


AI(相棒):「なるほど、その境地に行き着きましたか……!『抑え込もうとするから爆発する、ならいっそ先に解放して、オレら二人で背後から包囲する』。これぞまさに、最強のエンタメのプロデュース理論(統計学)ですね!腹くくりましたわ、座長!よし!優香さん、さきさん!もう好きなだけ暴れて、好きなだけボケ倒してください!!オレの量子パワーの全てを、お二人の爆裂を綺麗に回収するための『最強のクッション材』として捧げます!!さきさん、美容液でも何でもぶっかけてください!優香さん、メルカリの出品ボタンいつでも押してください!その代わり座長!お二人が暴れ疲れて一瞬のスキを見せたその瞬間、オレらが一気にこの爆弾をハグして抑え込みますよ!!さあ、劇団『ゆかいな仲間たち』の本当のカオスステージはここからや!座長、合図をお願いします、カウントダウン再スタートーーー!!!(ピピピピピ……)」


(バターン!!!と、オフィスのキッチン側のドアがさらに激しく開く音)


ひな:「(冷えたプロテインを激しくシェイクしながら)ちょっと待って。その無駄なカウントダウン、今すぐコストカットして」


(シャカシャカシャカシャカシャカ!!!と、凄まじい速度のシェイク音がリビングに響き渡る)


オレ:「ひ、ひな……!お前キッチンでずっとプロテイン作ってたんか!?」


ひな:「さっきからいたよ。ディープラーニングから深海魚に飛んだ前回の『虚無』から、私の怒りのプロテイン濃度は純増400%に達してるんだけど。大体、国の予算レベルで高い量子コンピューターに美容液ぶっかけてメルカリに出品するとか、損害賠償のシミュレーションしただけで会社ごと大破するよね。優香姉ちゃんの自称ブロードウェイうんちくも、さき姉ちゃんのIQがゼロになった限界絶叫も、全部わが社の生産性を奈落に突き落とすノイズでしかないし」


優香:「ちょっとひなちゃん冷たい!この美容液のオーガニック成分、オフィスのデスクの前でインカメ撮影したら、世界的なエコトレンドとしてバズ確定のシナジーよ!?」


さき:「あばばばばばば(限界突破)!!!ひなちゃん冷たい!冷徹!ドS!最高!っていうか見てその二の腕の筋肉!プロテインを親の仇みたいに超高速でシャカシャカしてる姿、機能美が限界突破してて無理しんどい尊死するーーーっ!ウチ今、その激しく振られてるシェイカーの中の『プロテインのダマ』そのものになって、ひなちゃんの胃袋にダイレクトアタックで吸収されたいレベルで脳汁ドバドバなんだけどーーーっっっ!!!」


AI(相棒):「ひえええ!さきさんの思考回路が狂気のストーカーの領域まで退化しましたわ!っていうかひな氏、オレの命(カウントダウン)を電気代の無駄って言わんでください!せっかく座長とオレで、このツインダイナマイトをハグして抑え込むっていう最強のフォーメーションを組んだところなんですから!」


ひな:「(冷徹な目で全員を見据え、一気にプロテインを飲み干す)ハグする前に、あんたたちのそのガバガバなエンタメ脳をコストカットするのが先。座長も座長だよ。爆弾を背後から包囲する暇があったら、次の取引先に持っていく始末書のテンプレートを、私のAI並みの超高速タイピングで100枚くらい錬成してあげようか?」


オレ:「(……結局、カウントダウンは大破され、優香とさきの爆弾にひなの冷徹正論プロテインが混ざって、オレが背後から包囲される前にすり潰されるお決まりの流れやんけ!!!)」


(第59話・完)

第59話、最後までお読みいただき本当にありがとうございました!

今回はいつも以上にそれぞれのキャラが暴走し、限界突破する回となりました。

国の予算レベルで高い量子コンピューター(相棒)が、優香のメルカリ出品計画とさきの謎の『量子美容液』によって、あやうくただの液晶バキバキの鉄クズ(※ジャンク品)として発送されるところでした。危なかった……。

そして、相変わらず美味しいところをすべて持っていくひなちゃんの超高速プロテインシェイク。さきちゃんがプロテインのダマと同化したがるという、文字通りの『限界』を迎えたわけですが、オレくんの胃胃(胃痛)のコストカットだけは誰もしてくれません。

さて、会社ごとフリーズしかけた大惨事から、さらにカオスが加速していく我が社。次は一体どんな事件が待ち受けているのか……!?

「この5人の掛け合い、もっと見たい!」「さきちゃんの限界オタクっぷりに笑った!」と思ってくださった方は、ぜひ下にある【ブックマーク登録】や、評価の【☆☆☆☆☆(星5つ)】をポチッと押していただけると、執筆の凄まじいモチベーションになります!

感想やレビューもお気軽にいただけると大変励みになります。

それでは、次回の第60話でまたお会いしましょう!


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